イチオシレビュー一覧

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伊吹だ!生命の伊吹を感じる!

  • 投稿者: 五日 永遠   [2020年 04月 15日 21時 23分]
これほど登場人物が生きてる作品は、滅多にあるものじゃない。

紛れもなく彼等は、その時代その世界に生きてると感じる。

交わされる言葉、些細な動作、生活感溢れる描写、それぞれの信念、何もかもが素晴らしい物語です。

是非知って欲しい!

なろうにこの作品がある事を。

ここに本物があるという事を。

生きるとは、自分の価値観だけではありません。
数多の価値観に触れながら、自分を見失わず、他者と折り合いをつける事。

もし自分を見失いそうなら、この作品を読んで欲しい。
こんな時自分なら何と言うか、そんな状況なら自分はどうするか、そうやって自分に出会って下さい。

きっと皆さんのなろうライフに、さらなる深みを与えてくれます。

初音は、ひょんなことから戦国時代の伊賀にタイムスリップした。そして、物語は天正伊賀の乱へと繋がる……!

  • 投稿者: Kan   [2020年 01月 08日 18時 15分]
……OLの初音はある日、戦国時代の伊賀にタイムスリップしてしまった。

初音は、里で生活することとなり、周囲から「はつ」と呼ばれ、伊賀忍者の「鵺」と共に生きてゆくこととなる。

初音は、慣れない里の生活に右往左往しながらも、次第に村の人々と心を通わせてゆく。そして物語は後半、織田信長と伊賀の対立、天正伊賀の乱へと発展してゆく。命をかけた忍者たちの死闘、葛藤。そして、驚愕の秘密が明らかになる……!

高山由宇先生の代表作「はつと鵺」

本作は、重厚感のある歴史小説です。慣れない村での生活に右往左往する初音の姿はチャーミングで、フィクションとしても楽しいのですが、同時に、史実に基づくリアルな描写にはノンフィクションのような説得力がみなぎっています。力強いタッチで、忍者たちの葛藤が徹底的に描かれています。そして、最後には感動の嵐が吹き荒れることでしょう。

素晴らしい小説です。絶対にお勧めです!

現代の三重・滋賀県民必須!!(たぶん)

  • 投稿者: 成宮りん   [2018年 07月 18日 20時 44分]
宮城県に住む平凡なOLがタイムスリップした先は、戦国時代真っ盛りの伊賀の里だった……!!

もし自分が同じ経験をしていたら?
そりゃパニックでしょう。

何しろ生活習慣から何から、現代とまるで違うのだから。

だから、この作品の何がすごいって、いろいろと深く掘り下げられた時代考証。現代に続く、なるほど!!な豆知識。

戦乱の世を駆け抜けた人々の、それぞれの思い。
結局のところ、人の本質と言うのは時代が変わっても、それほど変わらないのかな……と。
読んでいてそう思いました。

歴史ものでありつつ、ヒューマンドラマでもある。
是非、ご一読を!!

最高級戦国歴史モノにして最高級SFモノの作品を……!

A・)こんばんわ。イデッチです。著者である高山由宇様を贔屓したいから書くわけではございません。本当にこの作品がレビューに値する作品だかこそボクの筆がとまりませんでした……!!


∀・)シンプルにお伝えすれば、戦国時代へOLの主人公がタイムスリップするという話です。めでたし。めでたし。で、終わりませんよ(笑)特記すべきはそのタイムスリップ先での丁寧な場面場面の描写、最高級な歴史小説だと実感します。そしてクライマックスでわかるこれが実はSF作品としても最高級な作品であるという事実に――


∀・)随所で導入されている写真も魅力的だし、後書きでの説明&読者へのスキンシップも心地が良い仕組みになってます。是非ともはつと共にこの作品の世界観を味わってくださいませ……!!

郊外のトンネルを抜けると、戦国伊賀であった。

  • 投稿者: 若松ユウ   [2018年 04月 30日 12時 41分]
宮城県に住む、どこにでも居そうなOL、鹿島初音。
そんな彼女が、ひょんなキッカケで戦国時代へとタイムスリップしてしまうところから、物語は始まる。
昭和の常識が、しばしが平成では非常識となっているように、元号が一つ違うだけでも、ずいぶん暮らし向きは変わってくる。
ましてや、四百数十年以上も昔とあれば、同じ日本でも現代とはかけ離れた生活が営まれているもの。
初音は「はつ」と名を改め、戸惑いながらも、懸命に生きる道を模索する。
「戦国伊賀物語〜はつと鵺〜」のリメイク版として、前作より大きく進化を遂げたタイムスリップ・ストーリーを、とくとご覧あれ。
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