イチオシレビュー一覧

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憧れだった先輩が、東京に行く。これは最後に別れるまでの数分間の物語。

舞台は粉雪が舞う北国。憧れだった先輩とついに付き合うことができた主人公。ある日先輩は夢を追いかけるために都会に出ることを決意したことを告げた。
だがそれを受け入れられない主人公は、先輩の夢を否定してしまう。

月日は流れ、先輩が都会に行く日。
主人公は先輩と別れていた。
そして主人公は先輩が出て行く日が今日だと知り、自転車を走らせる。
最後に先輩に会いたい。東京に行くまでの最終電車の時間はわずか。
電車が来るまでの数分間、先輩は何を語るのか。

主人公に実にリアルな心の描写があり、思わず誰もが感情移入してしまうと思います。
短編ですので誰もが気軽に読めます!
この作品が埋もれてしまうのは勿体ない。

この作品がお気に入りとなれば、この作者様が書く他の短編も気にいることでしょう!
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