イチオシレビュー一覧

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この表現はなかった!

  • 投稿者: 退会済み   [2020年 06月 03日 21時 53分]
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 主人公の感情描写が、クスッと笑ってしまいます。男子高校生という存在を美化しすぎず、ありのままに描かれていた印象です。
 序盤のゲル爺と老婦人のくだりは、後々伏線として回収されると予想します。
 あと、「どこにでもいる人類の一員」という表現には驚きました。平凡、ごく普通など、特徴のない人物を表す言葉がだいたい同じな中、この表し方は新しいなと思いました。
 素敵な小説をありがとうございます。

シンプルに引き込まれて行く面白さ。

設定や内容がユニークです。何より読みやすさ、惹きつける文章が自身の評価では間違いなく星5つですね。

異世界×雑貨屋という発想も素敵なのですが、主人公と他のキャラクタの個性が際立ち、とても魅力的な仕上がりになっています。

読み進める事に深みを増して行くストーリーは間違いなく満足感をもたらしてくれるでしょう。

とてもユニークで独特の世界観のある、愉快な雑貨店ファンタジーです。

  • 投稿者: 退会済み   [2019年 08月 10日 02時 24分 ()]
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 この物語の主人公は、深夜のコンビニアルバイトと二次元だけが生き甲斐の凡人大学生・糸場有(いとば ゆう)。
 ある日、バイト中に突如として『異世界召喚』の切符が舞い込んできます。そして異世界に来てから目の前に現れたのは、『何でもお道具店・LIBERA(リベーラ)雑貨店』でした。そこから有の、巨乳獣耳美少女フランカと一緒に『異世界雑貨店生活』が始まりました。

 ファンタジーの異世界で雑貨店で働くという、とてもユニークで斬新なアイデアと発想力が、とっても面白いですね。
 有やフランカは、とても愛着の湧きやすいキャラ構成もgoodですね。読んでいて面白くて、段々とこの作品に愛着を感じてしまいます。

とても面白いので、ぜひ、読んで見て下さいね。

『フランカ=バーニーメープル』を一つ頼む。

  • 投稿者: 夏秋静真   [2019年 03月 21日 04時 46分]
唐突だけれど、紅茶の美味しい淹れ方を知っているだろうか。

水の温度や、カップの温度、茶葉の話までするのは蛇足だが、

一番大切なのは「蒸らす時間」だ。

短いと香りが出ないし、長いとエグくなる。

要はそういう事だ。決して早とちりしてはいけない。決して焦ってはいけない。決してーー目を離してはいけない。

でなければ最適で最高で最大の喜びは味わえない。

それは、おっぱいも然りだという事を、最期に伝えておく。

やさしくてお調子ものの青年が、異世界道具屋で働いています

 糸場有は気が付けば、異世界の道具屋にいた。
 突然の出来事。だが、持ち前の楽観さで道具屋の店主、フランカを手伝うことに決め、そこの店員として雇ってもらった彼は、次第に道具屋「LIBERA」をはじめとした、周りの人たちと打ち解けていく。
 お調子者で、楽観的で、だけど、誰かが傷つくぐらいなら自分が傷つこうとするほど、やさしい彼が見つめる異世界は、とても美しくて優しい。
 そんな平和な日常へ、ようこそ。

 一人称視点で書かれ、彼の心情が余すことなく面白おかしく語られている。作り込まれた世界観や設定が、彼の視点で語られ、非常に分かりやすく、ゆたかな描写で想像力を掻きたてる。キャラクターも個性的であり、異世界ならではの要素を盛り込みながら、ユウたちと交流する。
 自然あふれる広大なファンタジーと、優しい住民たちが出迎えてくれるハートフルなストーリー。
 完成度も高いため、是非ご覧いただきたい。

【異世界行っても】普通系男子が繰り広げる異世界風普通の日常物語【バイト生活?】

  • 投稿者: 金時草   [2018年 09月 01日 13時 08分]
<<舞台はしっかり! 中身はコメディー>>
 主人公一人称視点のコメディーとして、登場人物との軽妙なやり取りと、主人公の若干エロい脳内思考で笑わせてくれる本作品。しかし、その一方で本筋とは(今の所)関係無さそうな人物の描写であったり、本編舞台を取り巻く世界の成り立ちだったりと、舞台設定は細部にわたって凝った造りになっている。

<<普通な主人公? いや結構スゴイと思うぞ>>
 主人公(?)は一見何の取り柄も無さそうな極平凡な青年である。しかし、この男がナカナカ面白い。動機の不純さは見え隠れするものの、異世界に順応するため文字を習い、初級の魔法まで習得して見せるのだ。そんな主人公の平凡異世界生活は無事に続くと思えたが……

 ここから先は、皆さん実際に読んでみて欲しい。笑いを交えながらも、普通の青年が大切なモノを守るため「やる時はヤル男」に成長する姿を是非追って欲しい。

異世界のお道具屋さんLIBERAでの、可愛らしくほのぼのとした日常譚

  • 投稿者: 退会済み   [2017年 11月 24日 18時 42分 ()]
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いわゆる異世界転移日常系小説ーー。
なのですが、あくまで転移者の男の子は語り部。
主人公といった趣ではありません。

主人公はあくまで道具屋の女の子。
幼少からの夢――”一流の魔術師”を志す少女、フランカ。

明るく健気な獣耳少女で、しかも巨乳。
彼女が異世界転移して来たちょっとスケベな男の子ーー、糸場と一緒に道具屋の仕事を営むと言うだけで、一見の価値に溢れているとは思いませんか?

通りがけのお客や、それ以外のキャラクター達もなんとも魅力的で、上質な童話のような雰囲気を感じさせられます。

個人的なワンポイントとしては糸場くん。
ちょっとスケベなところのある少年ですが、嫌味のない優秀さを持ってるのです。
どこにでもいるけれど、いると頼もしい。そんな優秀さ。会話上手でちょっと女の子が惹かれるのもわかっちゃいますね。そんな自然な優秀さがなんとも魅力的でした。

寄ってらっしゃい見てらっしゃい!本日も異世界のお道具屋さん『LIBERA』は元気に営業中です!

普通が故に普通を嫌う主人公の糸場、そして巨乳獣耳美少女でありながらLIBERAの百代目店主のヒロイン、フランカ。
この2人がLIBERAを中心に色々な人達と関わり合いながら成長していく。ざっくり説明するとそういうお話です。

『道具屋』をテーマにしながらも日常的な事を細かく書いている点、ギャグ要素を入れながらも前向きに進もうとする糸場とフランカ。ほのぼのスローライフでありながら非常に胸が熱くなるような人情溢れる物語になっており、ついつい2人を応援したくなる。

また本作ではヒロインであるフランカが本当に可愛いく描かれている。外見的な可愛いさだけでなく、真っ直ぐで健気な姿は見る者を虜にしてしまう。私も虜の1人です。
その可愛さを助長しているのが主人公の糸場だ。彼がからかう度にフランカは可愛さを増す。
互いのキャラで個性を引き立て合うという方法を私はこの作品で学んだ。
是非一読あれ。


普通の生活に飽きた大学生が普通ではない異世界でバイトをするけれど、獣耳店主の少女と普通に楽しくバイトをしているうちに普通ではない出来事に巻き込まれていきそうな予感のする物語

 プロローグには2人の老人が登場するが、実はこの2人はただ物語の世界観を伝えるための(現段階では)ちょい役なのだ。なぜこの場面から物語が始まるのか? そこから見えてくるのは、この異世界の世界観を大切にしたいという作者の意図である。

 第1話でようやく主人公の糸場が登場する。バイト先の更衣室から道具屋LIBERAの店先まで移動する場面があるのだが、その描写力にただただ圧倒される。幻想的なまでのリアリズム。そこに異世界が実在する『普通』の世界――

 糸場が魔法を習得する場面では、その本があれば自分でも魔法が使えるようになるのかと錯覚させるほどに丁寧に描かれている。果たして異世界で暮らす彼らは何を食べ、それがどんな味のするものなのか。凛とした空気感で語られる異世界の中の普通の生活。異世界を舞台にする作品は数あれど、これほどまでに精密に計算された世界観は他に類を見ない。

ケモ耳美少女と送る、一風変わった異世界職業ファンタジー!

  • 投稿者: RS世代   [2017年 10月 01日 05時 15分]
唐突だが、あなたは異世界でどんな職業に就きたいと考えるだろうか?
勇者、冒険者、武器屋に鍛冶職人────

この物語の主人公、糸場有は、その数ある職業の中で「お道具屋さん」、つまり雑貨屋を選んだ。

なぜ?なぜ数ある職業から、あえて「お道具屋さん」を選ぶ?

その疑問については本編を読んで確かめてもらいたい。


そしてこの作品には主人公以外にも特に注目してほしい、いわば作品の「核」となる人物がいる。
ヒロインであるケモ耳美少女のフランカである。

面倒見が良く、時に厳しい、そして細やかな仕草にはどことなくあどけなさや可愛らしさを感じさせる。
そんな主人公にとって姉とも妹とも取れるような、どこか安心できる家族のような存在の彼女────

そんなフランカと主人公の関係にも注目だ。


個性豊かな登場人物と送る、異世界お道具屋さんファンタジー。
読んで後悔しない作品が、ここにある。
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