イチオシレビュー一覧

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『最強』とは何か、価値観揺さぶられる傑作ハイファンタジー

  • 投稿者: 脳筋薄着   [2019年 10月 13日 14時 23分 ()]
主人公、山水は神に最強の力を要求する。だがいざ転生すると不老なだけの仙人の体と山での長い単調な修行だった!?実に500年の修行をへて師に認められた山水は貴族の令嬢の護衛として俗世に降りる。敵は魔法使いに軍の精鋭に地球のチート転生者?自分よりどのステータスも高い無双を誇る最強達に対し、山水は長い修行で得た感知と霞の様な剣術で影をも踏ませない!
「未熟者、お前に体験させてやろう。心を御した者にしかできない、本当の自由自在というものを」

己の精神を御し相手を理解する故に隙がない天衣無縫の仙人剣士が、己の信じた最強を証明し続け周りを変えていく傑作無双系ハイファンタジー!

一度は見た事のある最強達が主人公に倒されていく納得の解説や、極めて作り込まれている異世界の現実的な事情、アンチ御都合主義の中でも屈指の名作にあなたの価値観もきっと揺さぶられる!異世界転生好きもアンチも是非一度は読んでみるべき!

心得(レビュータイトルは八文字以上と言われました)

ネタバレで書き始めます。

ご承知頂けない方は目線を切ってくださいませ。

タイトルでもネタバレする事に気が付き、
省略いたしました。

この小説が凄いなと本当に関心してしまい、
レビューを書いております。
その箇所が29話目
極意です。

この小説の肝となるのが様々な剣士達、
その剣士にあらゆる要素。
魔法などを取り入れて 描かれています、
そして その極め付けが仙人。

その極意が29話にて明らかになるのですが、
コレが素晴らしく分かりやすい。

興味を持ち、
今から読まれる方は是非と29話まで読み進めて頂きたい。

とまぁ、
注釈入れるまでもなくサクサク面白く読める訳ですが
肌に合う合わないあるでしょうから。
最低限29話までは読むべき!
と念押しするわけです。

今回の実際のレビュータイトルは「仙人剣士の心得」です

物語は良いが他の要素が足を引っ張っている

  • 投稿者: ころこん   [2019年 01月 20日 05時 06分]
修行を経たという設定ですが主人公が最強であるという物語です。
主人公が剣士ということもありバトルシーンは豊富ですが、私はバトルシーンよりも物語の進行や人間関係が好きなのでそれを魅力に感じて450話辺りまで読みました。しかし以下の理由で途中で読むのを辞めてしまいました。
まず第一に文章が間違っていたり脱字が多く目立つことです。多少の間違いは仕方ないとは思いますが、あまりにも頻発すると「作者はこう勘違いしているのかな?」などと物語と関係がないことを考えてしまって物語に没頭することを何回も妨げられました。
次に、文章や展開が冗長に過ぎると思いました。例えば主人公の師匠が何かする度に「この人はチートだなー」みたいなことを登場人物が思う展開が何回と繰り返されます。
また、これは作者の考えを登場人物が代弁してるだろうなと想像される場面も幾度とありました。これもまた物語への没入の妨げとなりました。

異形の俺TUEE小説 『最強』は難しい

500年修行して最強になりました!

名作ドラゴンボールの「精神と時の部屋」あたりからでしょうか。少年漫画でも強くなるための過程が省略されるようになってきました。
前述のドラゴンボールで言うと「厳しい修行に共感出来ない」「苦しい修行シーンが面白くないという」流れか悟空の修行も

100倍の重力で修行
   ↓
1日(1話)で1年分の修行
   ↓
合体するとパワーアップ

と、修行の過程は省略されていきます。
本小説もタイトルだけみれば、今どきのお手軽に俺TUEEな内容かと思います。しかし本作を読み進めると、1話で完了した500年の修行が如何に重いのか、要所要所で語られるのです。
最強ってどういうことなのか?
本作を読めば500年修行した彼が色々な面から説明してくれるでしょう。

当たり前は難しい

初めてのレビューします。

異世界転生物であるけれど書いてる内容が凄いと思う。

なんせたいてい当たり前の事を書いてる、しかし環境や状況等々によって錯覚、常識ではないのに常識として振る舞う事など教えてくれてるようなそんな内容。

客観的に見て考えたらおかしな行動がなぜか常識であるが如く錯覚させる状況ってこんな出るものなんやって感心と共に楽しく拝読させていただいてます。

「あー、なるほど」「そりゃそーなるわ」となれる面白い話って意外と少ない、この話にはそれがある。オススメします。

こちらがつい、なるほどと納得する作品

  • 投稿者: Suzuki-Romy   [2018年 02月 10日 16時 10分]
この作品、最強とは何なのか、が主題でそれを読者に納得させるところがメインで評価されているのですが、それ以外の諸々も納得させてくれるんですよ!

特に私が好きなのは貴族の在り方です。貴族といえばブルジョワへのやっかみか、あまりいいイメージを持ち辛い存在ですが、この作品の貴族を知っていくと人格者とかでもない凡貴族に好感を持つこと間違いなし!

なろうで貴族を書く人には是非読んで欲しいですね。私は特に普通の領地経営に内政チートは要らないんだなってわかる話しが一番好きです。他にも実際の上に立つ人、中間管理職の人に通じるものが多いです。基本の大切さとか、分かってても分かってないものなんですねぇ。たぶん、こんな上司が欲しいって思えますよ〜

この作品はきっとあなたに新しいものの見方をもたらしてくれるでしょう。お暇があれば、是非ご一読くださいませ。

チートではない最強! 努力ゆえですなぁーっ!

主人公は最強なのですが『最強』とは何か?最強の定義を考えさせられる作品ですなぁ。
まずは素晴らしい作品だと思います。

ストーリー設定もキャラクター構成も秀逸であり、地の文をはじめとして、キャラクターの個性がしっかりと滲みでている言葉など作者様のセンスが光っています。
どちらかと言えばなろう読み手様の中で玄人受けする作品分類ではないでしょうか。
私は好きですなぁ!

皆様、冬の夜長にこちらの作品を読まれてみてはいかがでしょうか。

素晴らしいです。

  • 投稿者: 花岡   [2017年 12月 21日 19時 58分]
素晴らしいです

なろう小説負の遺産「最強」というタグをここまで嫌悪感なく書ける技量に脱帽しました。
普通の作品なら「俺、五百年修行したから最強だわ」→「俺Tueeeee!」になって嫌悪感に溢れるのですが、山水はその点、仙人に相応しい振る舞い、成熟した精神と五百年の修行に重みと説得力を生んでいます。

もちろんこれは設定の妙であって、この作品の真に素晴らしい点ではありません。
この作品の特筆すべきは“サブキャラの深み”です。
途中ウザキャラになったものの己に足りないものを受け入れ弱さを認め、超人ながら人間的な魅力を多く持つという副主人公とでも言うべきポジションを獲得した祭我。
彼に続き、そして祭我と対照的な魅力を持つトオン。
天才でありながらあくまでも“凡人”という立ち位置が彼がただの「便利屋」であることを超越して尊敬できる人間性を持ったキャラクターであることを印象付けられます。

人としての強さについて語りかけてくる作品

  • 投稿者: 花月   [2017年 11月 24日 18時 31分]
他のレビューにもある通り1番のテーマは『強さ』であるんだろう
話の中で色んな人物の様々な強さが出てくるが単純な殴り合いのバトル物ではなく、本当の『強さ』とはどう言ったものなのか考えさせ訴えてくる様な作品
(戦闘はあるが勝ち負けより、その先を掘り下げていく感じ)


主人公級のキャラが何人も登場し(日本からの他の転移者)、それぞれが主役足り得るだけの魅力とドラマ性を持っていて、色んな人物の視点で話を楽しめるのも他所の作品には無い魅力ではないだろうか

個人的に1番気に入ったのが、とある領主である父親の話
詳しくは書かないが『才能』を上回る『親としての強さ』には、今年なろう作品を読んでて1番感動した
(内心で「おおぉ……」と予想外の展開に驚かされた)

強さとは何かという思考実験のお話

  • 投稿者: 神雅闇   [2017年 09月 26日 00時 34分]
本作品のタイトルにもあるようにこの作品のテーマの一つは,間違いなく“最強”である。
最強とは何か,相手を完封し一撃で仕留められることである。
最強とは何か,アウトレンジから広範囲な飽和攻撃を連発できることである。
最強とは何か,すべての力を使うことができあらゆる状況に対応できることである。
最強とは何か,あらゆる敵と戦って勝てることである。

この作品には様々な強さが描かれます。
例えば主人公は圧倒的な個としての力を持ち,他のキャラクターは制御困難な災厄とも言えるほどの影響範囲を持ちます。
他にも様々なキャラクターが様々な強さを持っており,それが丁寧に描かれています。

個人的には強さというのは目的を達成する能力のことであると思っているので,そのように考えている人はこの作品は楽しめると思われます。
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