イチオシレビュー一覧

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尊くて尊くてニヤける

  • 投稿者: スケゾウ   [2019年 01月 09日 17時 53分 ()]
小学二年生の少年翔太が異世界に迷い込み、開拓村の少女パティと出会い、仲を深めていくハートフルラブコメディです。

翔太とパティのやり取りがとにかく尊いです。最初は言葉が通じないながらも、子供ゆえの素直さですぐに友達になる二人。その後は異文化由来の勘違いを交えつつ、ますます仲を深める二人がまぁ尊いです。異文化であることと二人が幼い子供であることをよくよく生かした作品だと思います。

さらに、周囲の大人の勘違いと地の文による合いの手が二人の交流を引き立たせ、翔太が異世界に迷い込んだことにちゃんと理由があることも好感が持てます。

読めば二人の尊さにニヤけること間違いなし。心からオススメ出来る作品です。

ちょっと近所の異世界へ~

読み終わった後、ほっこりする物語はほかにもありますが、毎話ほっこりする物語がここにはあります。

引っ越した少年が新しい街で少女と出会う。
ただ、あった場所は異世界で、最初は気が付いていないという、とても可愛い展開。
住んでいる人たちも、みんな彼に優しい。(恐れ多いから?)

小説なんだけど、よくある異世界ラノベとは違って、
子どもたち頑張れ!って応援したくなるような
「物語」がここにあります。

ニマニマと緩んだ頬が戻らなくなる、そんな作品

  • 投稿者: しめさば   [2018年 07月 18日 09時 13分]
異世界に紛れ込んでしまった少年と現地の少女の交流を描いた、良質なボーイミーツガールの物語です。

この主人公二人がとにかく可愛いんです。
変に賢しくなく、かといって妙に馬鹿でもなく、ありのままの素直な子どもたちの掛け合い。それはまるで可愛らしい動物の映像特集を見ているかのような、幸せな気分にさせてくれます。
脇を固める大人たちも個性的で、魅力にあふれています。

なろうの分類としては異世界転移の話ですが、お約束のチートなどはありません。世界を揺るがす大事件も起こりません。
それでいて決して単調ではなく、ほのぼのとしていながらしっかりとメリハリのきいたストーリーが展開されていきます。
そして辿り着いたクライマックスでは、あなたはニマニマと緩んだ頬が戻らなくなることでしょう。

綺麗にまとまって完結していながら、続きを読みたいと思わせるこのお話は本当におすすめです。
是非、読んでみてください。
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