イチオシレビュー一覧
▽レビューを書く 書籍版の第1巻を読了させて頂きましたのでレビューを書かせて頂きます。
タイトルから彼の名作「魔法陣グルグル」がお好きなんだな、というのが分かりました。サブタイトルがアレ過ぎるので、書籍版では削除されてはいましたが。
読んでいて、ボトムズ、ジョジョ辺りがお好きなんだな、というのもよく分かりました。
ギャグテイスト満載の本作ですが世界観はシビアでモブは容赦なく死にます。
フリーダム過ぎる主人公ウェスカーの印象は古き良き時代のエロゲ主人公からエロ要素を抜いた感じですね。彼の型破りな行動には色々とむせました。
もう一人の主人公であるレヴィアは多少アレなところもありつつも、凛々しい女騎士振りは格好良くこれはいい姫騎士です。
フランク過ぎる文章は好みの分かれるところだとは思いますが、自分は楽しまさせて頂きました。刊行されたばかりですので、気が早いとは思いますが、続刊を楽しみにしています。
タイトルから彼の名作「魔法陣グルグル」がお好きなんだな、というのが分かりました。サブタイトルがアレ過ぎるので、書籍版では削除されてはいましたが。
読んでいて、ボトムズ、ジョジョ辺りがお好きなんだな、というのもよく分かりました。
ギャグテイスト満載の本作ですが世界観はシビアでモブは容赦なく死にます。
フリーダム過ぎる主人公ウェスカーの印象は古き良き時代のエロゲ主人公からエロ要素を抜いた感じですね。彼の型破りな行動には色々とむせました。
もう一人の主人公であるレヴィアは多少アレなところもありつつも、凛々しい女騎士振りは格好良くこれはいい姫騎士です。
フランク過ぎる文章は好みの分かれるところだとは思いますが、自分は楽しまさせて頂きました。刊行されたばかりですので、気が早いとは思いますが、続刊を楽しみにしています。
いわゆる深淵とかいうやつなのだ
- 投稿者: 黒羽光一 (旧黒羽光壱) [2018年 07月 24日 21時 08分]
――――闇の祝福を世界に!
かの哲学者ニーチェに曰く「深淵を覗く時深淵もまたあなたを覗いている」ということである。本作読者諸兄は、かの名状しがたき大魔導がいかに大成していくかの過程を追うとともに、その認識と感性とを徐々に徐々に崩壊させていくこととなるだろう――――。
しかし恐れるべくはない、かのメリッサ女史ともども、何故ならその深き暗黒よりも暗きこの世の真理の一端にさえ触れうる「ふわっと」した何かは、すなわち読者諸兄が子供のころに抱いた無邪気な感情に他ならない。気が付けば誰しもがその口角を良い具合に吊り上げていることだろう。
さあ、後はほんの少しの探求心と、己が変えられてしまうことを恐れない勇気のみ。異世界(ある意味異世界)への扉は、常に全裸で我々を待ち構えていることであろう。
かの哲学者ニーチェに曰く「深淵を覗く時深淵もまたあなたを覗いている」ということである。本作読者諸兄は、かの名状しがたき大魔導がいかに大成していくかの過程を追うとともに、その認識と感性とを徐々に徐々に崩壊させていくこととなるだろう――――。
しかし恐れるべくはない、かのメリッサ女史ともども、何故ならその深き暗黒よりも暗きこの世の真理の一端にさえ触れうる「ふわっと」した何かは、すなわち読者諸兄が子供のころに抱いた無邪気な感情に他ならない。気が付けば誰しもがその口角を良い具合に吊り上げていることだろう。
さあ、後はほんの少しの探求心と、己が変えられてしまうことを恐れない勇気のみ。異世界(ある意味異世界)への扉は、常に全裸で我々を待ち構えていることであろう。
ふとあらすじを眺めると、そこには某ホラゲーのラスボス名。
思わず目が止まり、主人公は一体どんなキャラなのかとクリックして……一気に引きずり込まれたわ。
例えるなら、道路をノンストップで爆走するジェットコースター。
「いきなりだが、俺は魔法の天才だったらしい。」という、本当にいきなりすぎる書き出し。
何の疑問も抱くことなく、起こった出来事に順応する主人公。
悲惨な境遇なのに、それを一切感じさせないマイペースで空気の読めない自己中さ。
ハリウッド映画の雑魚キャラのようにあっけなく倒される敵。
ツッコもうと思った矢先、次のイベントが待ち構えているというこのスピード感。
何も考えなくていい。人生に理由なんていらない。ただありのままでいい。
そんなメッセージを伝えてくれる作品。
思わず目が止まり、主人公は一体どんなキャラなのかとクリックして……一気に引きずり込まれたわ。
例えるなら、道路をノンストップで爆走するジェットコースター。
「いきなりだが、俺は魔法の天才だったらしい。」という、本当にいきなりすぎる書き出し。
何の疑問も抱くことなく、起こった出来事に順応する主人公。
悲惨な境遇なのに、それを一切感じさせないマイペースで空気の読めない自己中さ。
ハリウッド映画の雑魚キャラのようにあっけなく倒される敵。
ツッコもうと思った矢先、次のイベントが待ち構えているというこのスピード感。
何も考えなくていい。人生に理由なんていらない。ただありのままでいい。
そんなメッセージを伝えてくれる作品。
タイトルにあるまんまのことなのだが、本当に笑いが止まらないので落ち込んでいるときや憂鬱になっている時に目を通せば、自然と笑みが浮かび、声を出して笑ってしまうような内容。
シリアスなはずなのにどこかコミカルで、これはこれでいい。
魔法が目と尻からしか出ないと先入観を持っていたも、読んでみればそうじゃなくて意味を知ると敵側の気持ちや彼の姿を見て驚くのも、あぁ……そうなるよなぁと自然に納得してしまうのだが。
笑いが止まらぬこの作品。実にたまらん!!
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