イチオシレビュー一覧

▽レビューを書く

その気になれば其々のネタで物語が作れそうなネタの集まり。タイトルの足枷が逆に読者の想像力で自然に保管する絶妙さ

 文字数を制限した短編集とか沢山あるし、適当に800字目指して描いてはみ出しまくってたり、全然足りなくてもまぁ短編だからええやろ!的なヤツかと思ってんです。
どうせ、コレもそれやろと思ったんですけど、ふと気になって文字数全話調べたんです。

するとびっくり全話400字詰め原稿用紙2枚に収まっているではないか!
少ない方の話も誤差10%以内でした。
看板に偽りなし。

そんな事大事かって?

Twitterが140文字制限で成功している所を見ると文字数制限が起こすルール、足枷が逆に伝えたい事が凝縮される事で人が読みやすい文章としては優れていたりする事が往々にして起こります。
 よーし全然内容に触れてないけど、短編なので気軽に読めるし内容色々だし、そこは宣伝しなくても大丈夫かな。哲学的な考えさせられる文章が散りばめられています。途中爆散した彼に花を添えて頂ければレビューを書いた甲斐もあったかな

考えさせられた作品

この作品は800文字にうまくまとめられており
深みがあり考えさせられる作品になっていて1話の復讐代行の結末には驚かされました。
また幸せな蟲は私には考えつかないようなまるで哲学のような作品となっております。
短く読みやすいので短時間でも読めるのがこの作品のよいところであります。
ぜひとも一度読んでみてください。

軽く溶ける物語、確かな鋭い味わい

  • 投稿者: 退会済み   [2017年 10月 05日 23時 36分]
管理
小さな物語にメッセージを詰めることは難しい。ところがこの短編集は、見事に七つのテーマを800字の小瓶の中に収めてみせた。

この物語は第一に短い。七話合計で5000字強ということで、さらりと気持ちよく読むことができる。手に取りやすい七つの物語は、小説と詩の間で揺れ動いているようだ。洗練された文章と、必要最小の言葉が、人間の感情を紡ぎ出した。剥き出しにしにくい矛盾した人間の心を、これほど端的に映し出した物語をわたしは知らない。

短編と侮ることなかれ、この物語は哲学を伴って大きな満足を与えてくれた。山椒は小粒でもピリリと辛い。しびれるような読書を求めるみなさん、ぜひともご一読されることをお勧めします!

短く内含する物語

この作品、800文字という短くも、濃い内容で書かれている。割と大衆小説的書き方プラス短文ということで、何度も読み返したくなる。少ない文字数ということは繰り返し読むことで味が出てくる。そこで初めて理解する物語は、とても甘露な味だろう。
さらっと読めるという点でも、薦められる作品だ。
僅かに語られる文字から読み取る快感を味わおう!
↑ページトップへ