イチオシレビュー一覧

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子猫を育てながら、愛情も育てるエッセイ

  • 投稿者: 梨香   [2018年 08月 26日 16時 42分]
子猫が道で鳴いていたら、可哀想で拾っちゃいますよね。
でも、その子猫は生きているんです。
食べさせなきゃいけないし、排泄だってします。
その子猫はやがて大きくなり、年を取り、死んでしまいます。それまで飼う覚悟で拾わないといけないのですが、そこまでなかなか考えられません。
このエッセイを読むと、四苦八苦しながら子猫を育てていく過程で愛情まで育っていくのがわかります。
一匹でも多くの猫が幸せに暮らせますようにと祈りながら、このエッセイを読んでいます。

ほのぼのなだけではない、真剣エッセイ

  • 投稿者: 梧桐彰   [2018年 07月 17日 19時 52分]
カクヨムでも読んだのですが、こちらには写真とマンガがついているので。成長と回復の経緯がはっきりわかって良いですね。作者とハットリ氏との関係もわかって面白かったです。
ねこさん、元気になって良かったですね。主人公、ねこさんサイドでもハットリさんサイドでも前途多難な感じがありますが、たくましく頑張ってくださいと応援したくなりました。続きも執筆中とのこと。スピリチュアル奮闘ライフを見守り続けていきますね!

小さくて軽い生命の重さ

  • 投稿者: あおい 空   [2018年 02月 14日 00時 34分]
ある日突然猫と暮らすことになるのは偶然か必然か運命か…この言葉のどれも好きではない。遭遇に近い奇跡と呼びたい。なぜなら生命そのものが奇跡であり、地球という星に生まれ、同じ時間、同じ空の下で生きていること自体が計算すれば天文学的な確率。しかもその天文学的な確率の中で人であれ、動物であれ、何であれ、出会うことはもっと凄いことではないだろうか。「生きることを諦めていた猫、ライ」に出会ったこともしかりである。読みやすい文章で毎日の更新を楽しみに読んだ。"第四話 ひとつの命を拾うこと"を読んでほしいと思う。作者の文のテンポの良さという才能に目が行きがちではあるが、本来人が持つ温かな感情を作者は見事に文に表現している。
最後に…私はこの物語に出会い、この作品を愛し、応援をしている大勢の読者の方々の一人であることを付け加えておきたいと思う。

命の重みは「愛」と「残酷さ」を足したものかも知れない。

  • 投稿者: 古都ノ葉   [2017年 11月 08日 07時 27分]
あなたは生きることを諦めたことがありますか?

生まれ落ちた場所が不運だったら、露ほどの体力しかなかったら、身体を暖めるものがなかったら、心に温もりの灯をともせなかったら。

理由はたくさんあると思います。

この作品の「白猫のライくん」はどれにも当てはまっていました。
そして命のギリギリで作者に出会い、作者の「同居犬ひなさん」と出会いました。このお話はそんな残酷であり愛ある日々を描いています。

>「こいつ、生きることを諦めているからさ」
ご友人のそんな言葉から始まる闘病記を目にしてください。
途中、現実を直視した表現はありますが、可愛い漫画もありますので最後まで楽しめますよ。

命の大切さを知ることが出来る作品である。

  • 投稿者: 退会済み   [2017年 10月 29日 19時 27分]
管理
我が家にも、殺処分寸前だった猫がいる。

一つの命を救うことはその責任も負うということ。「お世話がめんどくさい」「飽きた」という、人間側の勝手な理由で、無責任に放り出すことは許されない。
「可愛い」だけでは動物は飼えない。途中で捨てたりするくらいなら飼うなと言いたい。
どんな命だろうと等しく尊いのだから。
虐待してる?あるいはする?
自分の子供や親戚の子供に置き換えてください。絶対にそんなこと出来ないから。虐待すればその相手が人間だろうと動物だろうと罰せられる。
それをよく考えたうえで、責任を持って動物を飼ってほしい。

学校教育では失われつつある「命の尊さ」と「動物を飼う」ということを学べる、笑いあり涙ありの素敵なエッセイでした。

是非読んでほしい作品。

共に泣いて共に笑う

  • 投稿者: 白い黒猫   [2017年 10月 17日 21時 24分]
猫さんさんを飼いたいと思っている方は、まずこのエッセイを読むべきです。
別にこのエッセイは読者に偉そうに猫の飼い方を解説している訳でも説教しているのではなく、紫藤氏と共に仔猫ライくんとの出会いから始まる体験を共有できるので。とはいえその生活は愛溢れる物ですが楽しいだけではありません。体調不良で苦しむライくんを友達ハットリくん犬のひなさん一緒に見守るという辛いモノではあります。しかしそれだけに動物を飼うという事は相手と向き合い命を受け入れ守るという事を実感しながら学べるのではないでしょうか?

小さな命が生き延びるために必要なものは、金か、運か、それとも……。

目の前に打ち捨てられた小さな命。つぶらな瞳でこちらを見上げる姿に、たいていの人は一目できゅんとなってしまうはずだ。でも考えてみて欲しい。動物を飼うということは綺麗事では済まされない。

いやらしい話だけれど、お金がかかる。しかも健康保険に加入している人間とは違って、信じられないくらいの金額になる。

それからぬいぐるみではないから排泄もする。ご飯も食べる。体調が悪ければ、嘔吐したり下痢したりもする。ちゃんとお世話をしなければ蚤だってわく。

住むところだって、ペット可の物件でないといけない。子育てと一緒で大変なことの連続だ。難しいところばかり強調したけれど、それでも動物たちと一緒に暮らしたいと思えるのはそこに深い愛情があるからだろう。

人間とは違う、けれど懸命に生きるその姿はあなたにもきっと多くのことを教えてくれる。動物を飼っている人もそうでない人も、ぜひ手にとって読んでみて欲しい。
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