イチオシレビュー一覧

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彼に、彼女に、『怪』に、魅せられる。

いやぁ、彼のお人好しには脱帽する。嫌々ながらも引き受けてしまい、お人好しであるが故に厄介ごとに巻き込まれていく。とんだトラブルメーカー。

そしてそのトラブルメーカーを取り巻く個性的な彼女たちと、怪。

いろんな事件に巻き込まれつつ、怪とは何か。彼とは何かを教えてくれる面白さがこの小説にある。
少しずつ少しずつ小出しするその世界観にいつしか魅せられてゆき、読み手を引き離さずに虜にするだろう。

そして僕たちはこう言うに違いない。

きっとこれは『怪のせい』だと。


追伸:空木コダマの奇妙録も読もう! 彼もきっとそれを望んでいる。
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