イチオシレビュー一覧

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同じ目に遭ったすべての人びとと遭っていない幸運なる人びとに

同じような目に遭った立場として一言。

以前、病院の立体駐車場に入った時のこと。
その時はほとんど何も考えずに、ただハンドルを握っていました。
一階に入ってまず一周。どこも空いておらず、二階へと向かい一周。どこも空いておらず、三階へと向かいました。
おや、と思ったのは、一階一番奥の角に、珍しい外車が停まっていて。二階の同じ場所にも、また同じ珍しい外車が、停まっていたのに気づきまして。
そして三階、また同じ場所に同じ車が。しかも、いつまでたっても屋上にたどり着かず。

ぶっちゃけ、ずっと同じ階をまわっていたという。
後から思えば単なる笑い話でしたが、その時にはかなり、ぞっとしましたね。

自らが疲れ切っている時、ふと陥る無限ループ。
何らかのアラートが空に響き渡る時、テレビ画面で似たような壊滅的状況を見かけた時……
この物語を思い出さないことを、切に祈るのみです。

図書館の中で、走っちゃおう!

  • 投稿者: 退会済み   [2017年 09月 25日 15時 38分]
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えー!ウソー!どうして出口が見つからないのお?

ある日、図書館にやってきた私は、出口が見つからなくて迷ってしまう。

そんなばかなことあるばすないって?
いやいや、ここにあるんですう!何時何分何秒、地球が何回、回ったとき、とか、関係ないの!

大変だあ!
このまま私は、図書館から出られないの?出口さん、そんなに私から、逃げないで!私はあなたのストーカーじゃないんですう!

世界初!ライブラリーラビリンスホラー!
さあ、あなたも、女の子と一緒に走ってあげて!

図書館に食べられた女の子を知っていますか??

∀・)比喩表現ではないですよ。言葉そのままの意味ですよ。ええ、きっといないと思います。そういう文学作品になります。何でもない日常描写から始まるこの作品ですが、その奇妙な空間が創りだす物語はこれまでにあった常識をものの見事にひっくり返していきます。ボクはその光景を目の当たりにして、何とも言えない感動を感じちゃいました。未だかつてこういう作品と出会ったことはありませんから。


∀・)さぁ、あなたも図書館に食べられてみませんか??


※多くの人に読んで欲しい作品ではありますが、自分が短気だと自覚している人、或いは短気だと人から言われる人にはお勧めしません。御了承ください。
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