イチオシレビュー一覧
▽レビューを書く悠久の時を隔絶されて、いつしか人々の間からも原初の『記憶』が磨耗し、欠け落ちてしまった頃。『記録』を手にした少年たちの、街の秘密に迫る冒険が始まる。
最初から最後まで、ブレず曲がらず完成度の高い作品です。
文庫本一冊よりは少し長い程度の文章量ながら、一風変わった世界観にぐいっと引き込まれます。
序盤の展開は「小なろ」受けする作品に比べてゆっくり感じるかもしれませんが、最後まで読んでからもう一度読み返したときには序盤から『必要があってそうなっていた』ということがわかると思います。
ライトノベルが得意とする無双や爽快感といったものとは遠い作品かもしれません。ですがその代わりに、こども時代に枕元で読み聞かせてもらった冒険小説のような、どこかノスタルジィを感じさせる仕上がりとなっています。
綺麗にまとまった、すっきりとした読後感が味わえますよ。
最初から最後まで、ブレず曲がらず完成度の高い作品です。
文庫本一冊よりは少し長い程度の文章量ながら、一風変わった世界観にぐいっと引き込まれます。
序盤の展開は「小なろ」受けする作品に比べてゆっくり感じるかもしれませんが、最後まで読んでからもう一度読み返したときには序盤から『必要があってそうなっていた』ということがわかると思います。
ライトノベルが得意とする無双や爽快感といったものとは遠い作品かもしれません。ですがその代わりに、こども時代に枕元で読み聞かせてもらった冒険小説のような、どこかノスタルジィを感じさせる仕上がりとなっています。
綺麗にまとまった、すっきりとした読後感が味わえますよ。
主人公は閉鎖都市「カゴミヤ」に住む学生達.
王国だった時代の歴史も人々の記憶の彼方に消え去り,外界から遮断された閉鎖された時代が続く.
そんな中で,主人公たちはあるきっかけで都市の秘密に迫りだす.
過去か未来か分からない世界の中で,読者自身がストーリーの展開とともに,世界の秘密へと晒されていきます.
一歩ずつ進んでいくストーリーの中で,張られた伏線,仕込まれた設定が,収斂するどころか,どんどん広がっていく.とても小さな都市の話ですが,これからの広がりは文庫本数冊じゃ収まらないんじゃないかと,一読者として楽しみにしています.
貴志祐介「新世界より」が好きな人とかには,オススメかと思います.
王国だった時代の歴史も人々の記憶の彼方に消え去り,外界から遮断された閉鎖された時代が続く.
そんな中で,主人公たちはあるきっかけで都市の秘密に迫りだす.
過去か未来か分からない世界の中で,読者自身がストーリーの展開とともに,世界の秘密へと晒されていきます.
一歩ずつ進んでいくストーリーの中で,張られた伏線,仕込まれた設定が,収斂するどころか,どんどん広がっていく.とても小さな都市の話ですが,これからの広がりは文庫本数冊じゃ収まらないんじゃないかと,一読者として楽しみにしています.
貴志祐介「新世界より」が好きな人とかには,オススメかと思います.
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