真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました

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肩肘張らない作品

投稿者: 渡 千枝 [2017年 12月 07日 22時 56分]
世にスローライフものは数多くあれどこれほど肩の荷をおろしてまったり読めるものはそう多くはないだろう。おそらく地の文や文体がキャラ達とうまく噛み合いのどかな平原のような作風を醸し出しているのだと思う。

ただ、もちろんそれだけでなくさまざまなトラブルやイベントがあり、しっかりとテンポ良く描かれている。が、いかんせん全体的にゆるふわなのでどこか安心して平和を待ち望む姿勢で読んでいける。ゾルタンの町の人になれるとでも言おうか?そんな感覚がするのだ。

勇者との問題、色々な暗躍、暗いことはあるがそれはさておき今日も彼らは薬屋を営むだろう。これを読むあなたも肩の力を抜き、お菓子でも食べながらのんびり読んでほしい。

主人公の持っている加護が生かされた作品。

投稿者: 隆夜 [2017年 12月 06日 06時 17分]
物語に密接に関わってくる神の加護。基礎能力が決まるだけでなく人格形成にすら影響を及ぼすその効果に対して、この世界の人間は上手く付き合っていかなければならない。その影響力は加護が強ければ強いほどにその人間を縛る枷となり、特に"勇者"や"賢者"になれば恐らくは壮絶なほど加護の影響下に置かれるであろう事が作品中に分かってくると思います。

本作の主人公の加護は"導き手"であり、戦士や武闘家のような戦闘力も僧侶や魔法使いのような魔法を使う事も出来ませんが、加護に人生を縛られた世界の中で彼がどう導いていくのか、と言うのはとても楽しみで、面白いものだと思います。

スローライフする事にしました(≠まったりのんびり生活)

投稿者: 花月 [2017年 11月 29日 21時 53分]
加護と言う神から与えられる恩恵に人々が縛られる(支配される)世界の物語

その世界では勇者の加護持ちは勇者と相応しく無い行動は取れなく、盗人の加護持ちは本人の性格や環境に関わらず盗人としてしか生きていけない

妹である勇者のPTに在籍していた主人公は、とある理由でPTから離脱する事になり、辺境の地で名前を変えて薬屋を営んでスローライフを送ろうと決意する

実際に話を読み進めると、主人公は妹と違って争いとは無縁な生活を送っている……と言う訳でもなく、様々な陰謀やトラブルに巻き込まれるので、この作品は単純なスローライフ物ではない

作者曰く『本作のスローライフには文字通りの意味もあるのですが、同時に加護の役割からはずれて自分の好きな暮らしをするという意味もある』との事

加護(勇者)に縛られ続ける妹(ブラコン)と自身の加護の役割から外れた主人公が交差する時物語は……
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