イチオシレビュー一覧

読み終わって思った事は、月の兎の話でした。神様が人間に化けておおかみと、カラス？と、兎に助けを求めた話です。兎は何にも出来なかったから、私を食べてくださいと火に飛び込みました。
宇佐木は彼女に食べてもらえて幸せだったでしょうか？
彼女は何を思っていたのでしょうか。
間違いなく食育ですね。
読み終わって思った事は
『ごちそうさまでした。大変美味しくいただきました。』
食に感謝、原料に感謝ですね、

家族で囲む明るい食卓、友人と気軽に食べる楽しみ。
食は生きるため、かつ娯楽の要素を含む。

材料に感謝し「いただきます」
材料に感謝し「ごちそうさまでした」

日本人らしい習慣は美徳とされている。
確かに。
確かにそれは美しい。
作ってくれた人にありがとう、火に水にすべての調理に関するものにありがとう。そして命を差し出してくれたものにありがとう。


だからこれはホラーであってホラーでない物語。
全力でお勧めします。