イチオシレビュー一覧

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最推しの一作になりました

  • 投稿者: ハム   [2020年 09月 10日 12時 15分]
レビューに導かれて1章を読んでみました。
大いなる罠でした。このレビュアーさんは「1章を読むと完走することになる」とわかっていて罠を仕掛けてらっしゃるのです。
この作品は硬派なダークファンタジーです。文章レベルも作品相応に高いですが、難しい単語があると次の行に注釈を載せられている親切さがあります。
「とりあえず1章を読んでくれ」と言われてる方がおられてるので、続いて「2章からが本番」と言わせて下さい。
とにかく主人公が大好きなんです。2章以降、「主人公喋って!!」と思いながら読んでます。主人公推しになった作品からはもう逃れられないですね。
身バレシーンでは脳内麻薬出過ぎで、警察に取り調べをされたら逮捕されてたと思います。最高でした。
伏線ものなので、最新話までいって最初から読み返したくなりました。なろうに出入りして長いですが、レビューを書かされる作品は初めてです。

「前世」 「最強」 「無双」

  • 投稿者: inax   [2020年 04月 01日 23時 50分 ()]
タイトルだけ見れば典型的なろう小説と思われるかもしれませんが、
その実は真逆。なろう臭を徹底的に排した、確かなプロットに裏打ちされる
緻密なストーリーが織りなす本格ダークファンタジー。それが本作です。
もしテンプレものに食傷気味なら、まずは一章だけでも読んでみて下さい。
きっと気に入ると思います。

特異な生まれの主人公と、本人にも定かでない幾重もの謎に包まれた来歴。
その来歴にまつわる因縁を軸として物語は進行していきますが
あらすじで予告されている通り、主人公の人生は突然終わりを余儀なくされます。
でも、本作はここからが本番。
アクロバティックで先の読めない展開は全く飽きさせることがなく、
一章で示された伏線を回収しつつも、また新たな伏線を置きまくり、
ミスリードで読者を翻弄しながら、少しずつ謎が明かされていきます。
深読みが習い性になってるミステリ好きの方にも是非お勧めしたい作品です。

人によって同じものが全く違って見えるということを改めて感じさせてくれる作品です

  • 投稿者: 阿部幹生   [2018年 11月 30日 21時 31分 ()]
 この小説は一人称形式で書かれています。しかしその語り口は堅く韜晦に満ち、大事をとばし、ひたすら読者のミスリードを狙っています。
 作品は謎と伏線に持ちあふれています。それ故、なろう小説では珍しく、何度も読み返したくなりますし、それが楽しいです。また冗長な話や余談がほとんどありません。挿話、閑話のような話でも油断できません。
 主人公はその特異な生い立ち故か、独善的でコミュ症で、人の気持ちがわかりません。しかし公平でお人好しでもあります。それ故善意から残酷な仕打ちをしたりもします。
 特異な主人公は、大きな陰謀に巻き込まれ、人生を失いますが、敵も想像できなかった特異性により抜けだし、陰謀の解明に動きます。佳境は過ぎた感もありますが、未だ全容は見えません。回収されない伏線もはまだまだ多いです。
 ほぼコンスタントに週一更新されていますが、それでも更新が待ち遠しく辛い、そんな作品です。
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