死にたがりな僕たちは

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読んで笑いそして、泣いてしまった。

投稿者: カボチャの悠元 [2017年 12月 27日 22時 42分]
なんとも、おかしな作品でした。
凄く魅力があり、暖かく笑えて、それでいていっぱい悩まされる。

読む側に何かを訴えるのではなく、感じさせる。
何で読み始めたのだろうか、不思議に感じる心境の中、一つ言えるとは読んで良かった。

いい意味にも悪い意味にもとれますが、少なくとも自分の中で感情が溢れだし、全てが最後の瞬間に漏れ出すような不思議な感覚はまるで積み上げた物が別の形に組変わるようでした。

感情がここまで揺さぶられる作品はそうないでしょう。
心と向き合います全てをさらけ出すようなラストに貴方は何を感じるだろうか、私は……全てをまだ知らないと確信しました。

最後に言うならば人は不完全であると言う事です。

全てを語れないのは残念ですが、読めば全てがわかります。

『死』から見つめた『生』あるいは

投稿者: 十条 楓 [2017年 12月 12日 15時 04分 ()]
この物語は、
命を絶つと心に決めた青年♂が、
同じ心境にいる高校生:瀬賀 望♀
と出会うところからはじまる。

生きる意義を見出せない……

決定的な理由はないが、
そんな人生に嫌気がさして
『死』を選択するふたり。

自らの手でゴールを定め、
最期に向かって生きていく……

終着点が定まっているからこそ、
普段何気なく甘受してきた
『生』という果実……

そのありがたさを痛感させられる、
そんな作品です(。-_-。)

私はこの作品に出会ったとき、
明治や大正時代に生きた、
文豪たちを想起しました。

小説とはいえ、
そこに現実味を持たせることで
作品に人間の息づかいを感じさせる。

その手法がじつに見事で
文学的だなぁと思いました。

なろうの世界でも
こうした作品はあるのかと
息を呑みました。


視野を広げる良い機会になる
と思われます。

勧められて読んでみて良かった

投稿者: オカモン [2017年 12月 11日 22時 30分]
 生き死にについてを、題材とした作品です。
 ある日出会った男女の二人は死のうと考えていて、どうやって死のうかと話しながら、主人公の大学生の男の家でひと夏を過ごします。テーマに反して登場人物たちは明るく、でも本当は誰よりも繊細です。


 世の中、死にそうなと時、死にたくなった時、どうしても「何でそんなこと考えるんだ」みたいな死に否定的な声ばかりで、死のうと考えること自体が悪いことのようで、なおさら辛くなってしまいます。そんな時、この作品を読んでみるといいかもしれません。死が必ずしも悪ではないと教えられました。
 

たぶん、「僕たち」にとっては、生きることのほうが特別で

投稿者: 赤城 きいろ [2017年 12月 06日 22時 28分]
『死ぬ気で頑張る』という言葉を耳にすると、判ってないなと彼らは言う。
頑張れないから死ぬのだと。

特別な不幸があった訳でも、死に至る絶望がある訳でもない。
ただ、自分の限界が見えてしまって、ちっぽけな手の平を覗いてみても、掴んだものは何もなくて。
漠然とした不安に押しつぶされて、明日に脅えて眠れない。

来週死ぬと決めた主人公。
20万使い切ったら死ぬ覚悟の女子高生。
強盗してまで生きようと、必死にもがく外国人。
自分を殺して生きる風俗嬢。

どこか間の抜けたユーモラスなタッチで描きつつ、生きるってなんだろうと考えさせられる作品。
是非、ご賞味ください。

でも、シモネタがきついんだよなぁ。
冒頭一行目から・・・。

真に迫る心理描写

投稿者: Qt [2017年 12月 06日 16時 59分]
この作品は好みがわかれるかもしれません。メインキャラクター二人はいわゆる自殺願望があるのです。しかしながら、二人のやり取りは暗いというよりは自虐的ではあっても自然でどこか軽快ですらあります。そして、自殺願望のある人の本質的な心理描写がそこに表れているようです。ある意味タブー視されるテーマではありますが、非常に重く深く難しいテーマをここまで料理できていることにとても驚かされます。少しでも興味をもった方は読んでみてください。
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