イチオシレビュー一覧

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ブクマ0 ポイント0感想0 そんな作品にーー魂が悲鳴をあげた。

淡々と進む作風。
それ自体は昔懐かしい携帯小説の型だ。

特筆すべき点は無い。
たった五千字文字で終わる、ありきたりな少し悲しい恋の話だ。
予想通りのスタートに、予定通りの展開。
全てが……そのはずだったのに。

ーー最後の結末を、俺は絶対に許さねぇからなぁぁ!!

おいおい!ふっざけんなよ!こんなラストで良いわけあるか!もっとあるだろう!心に込み上げる熱い何かが!あるはずなんだよ!男の子にはなぁ!!燃えたぎる愛の思いがあるんだよ!かっこつけんな!言え!言えよっ!!
主人公(お前)が言わないなら俺が言ってやる!
読者の俺が、大声で叫んでやるよ!!

お前が言いたいのは「愛してる」じゃねぇ!

「会いたい!!」だろうがっ!大バカ野郎がーーーっ!!


そうして私は気付いた。いや、気付かされた。

【この物語の最後のセリフを】を決めるのは、主人公でもなく、作者でもなくーーーー自分自身なのだと。
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