イチオシレビュー一覧

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その世界は残酷で美しく、そして普通でしたよぅ

等と書いてみると如何でしょうか?
人魚姫をベースとした海洋魔法ファンタジー的位置づけにある本作ですが、どちらかと言うとラノベという言葉が無かった90年頃の幻想小説に準ずるところがあります。

人魚の少女、メアリ。彼女は自らの呪いを解呪する為に愛した人を殺さねばなりません。
海賊王子ラムズは、宝石狂いの仲間想いです。運命とルールを重んじる性格でもあります。
その他にも様々な種族や逆転生される方も来ますが、いずれも彼ら各々の普通の考えと理念を持っています。

彼らはいかにして、我々読者からかけ離れた普通を生きているのか? 時には、信じられない普通が舞い込んできます。彼らの航海は続きます。それは後悔が後には立たぬように、見えている波、襲い掛かる波。

彼ら一人一人の航海の先、シャンバラがあるかは分かりませんが、いずれタイトルを回収されるでしょう。

それでもこの物語を読みますか?--はい/いいえ

この物語に愛を与えた作者の素晴らしさになら私は殺されてもいい

  • 投稿者: hygirl   [2019年 06月 02日 09時 08分]

レビュータイトルで少し物騒なこと言ってますが、本当に思ってます。
だってそう思わせられるほどにスゴいんです、この作品。

あらすじにて「異世界転移者」と書かれていて正直な話「異世界転移か……」っていう気持ちを持ちつつ読み始めたが裏切られた。

これは他の異世界転移と一緒にしちゃイカン!!
ファンタジーとしての世界観の完成度の高さと精巧さ、その世界観に負けぬほどに個性があり豊かなキャラクターたち。
そして何より分かりやすい!!

時間がある時に少しずつ読む派の私ですが、そんな私でも話の流れに混乱せずに読めるほどに読みやすく分かりやすい!!

私の読解力がどの程度かはさておいてこれは誰が読んでも分かりやすいと思える。

まどろっこしいのはやめだ!!
1回読んでほしい!!

この作品に少しでも興味を持ったのなら迷うくらいなら読んでほしい!!

美3:恐2:愛3:歪2の黄金比、ってご存知ですか?

  • 投稿者: 赤羽学   [2019年 01月 09日 23時 19分]
まずこの作品を簡単に紹介するならば、『どこかにある』異世界の冒険譚であるということ。

故に我々の住むこちらの世界での常識が通用しない。果たして『歪んでるのは』あちらかこちらか。

登場人物はと言えば、形容するならば生きているという他なし。彼、彼女達の冒険を覗き見るうちにいつしか『愛しさ』を覚える。

出てくる異形のモンスターや、或いはそれを打ち倒す者達は強く気高いが、同時に時折見せる思考の片鱗には『恐ろしさ』も感じさせる。

そして、そんな世界だからこそ。どこかにあるかもしれないと信じられる希望と、しかし行くことは叶わないかもしれないとさえ思わせる『美しさ』を感じられる。

この作品には読者を魅了する『何か』がある。そしてその『何か』に……きっとあなたも虜にされる。

あなたがまだ知らない世界を、覗いてみませんか?

本物のファンタジーを読みたいあなたへ

 ──本当に存在する世界かもしれません。

 そう思わせるほど、細部まで練り上げられたファンタジー世界。
 多種多様な種族がそれぞれの哲学を持ち、しっかりとそこに生きています。彼らの食い違う「常識」は、時に微妙な勘違いやすれ違いを生みながら、我々読者に真実を問いかけてきます。

 物語の主人公、少女メアリ。
 彼女は海賊として旅をしていました。全ては呪いを解くため──愛した人を、殺すために。

 そして、海賊船の船長ラムズ。
 宝石狂いとして有名な彼の船に、メアリは乗り込むことになります。

 クセの強い海賊たち。魔法。化物。張り巡らされた伏線。合流する転移者。欲望と目的、詭弁と正論が交差する中、どこまでも広がる大海原を舞台に、心躍る冒険があなたを待ち受けています。

 幻想的で、現実的で、叙情的で、哲学的な。そんな本物のファンタジーをじっくり読みたい方に、ぜひおすすめしたい作品です。

少女漫画を読んでいるような気分!

  • 投稿者: 阿東ぼん   [2018年 06月 02日 04時 34分]
海賊として海を渡り歩き、「愛した人」を捜し続けるヒロインのメアリは、冒頭で敵の船へとスカウトされます。
その船の船長は「王子様」と形容されるほどの美貌を持ち、宝石狂いとして有名なラムズという男。
ここから二人の甘い禁断の恋が……、とでも思ったかコノヤロウ。
ええ、そうなんです。ほどほどの距離感なのです、この二人。
それぞれがそれぞれの目的を持ち、そのために協力あるいは共闘するという構図なのです。
すぐに恋愛に発展しないあたりが僕は好きですね。主人公とヒロインがべったりなのもいいですが。

魔法や魔物の設定は王道を踏まえながらも独創的で、読みやすく親しみやすい文章はさながら児童書を読んでいるかのよう。
ファンタジー世界をベースにして海賊の恋物語。一言で表すならば、これで合っているのではないでしょうか。
世界観に浸りたい人にオススメできる作品です。

愛"した"人なら殺せる...かも

  • 投稿者: 退会済み   [2018年 05月 26日 03時 37分 ()]
管理
これ 海 賊 物 語 です

はっ?って思った人
読みに行きましょう
本格海賊ファンタジーがあなたを待っています

なんだ恋愛物じゃないのか、って思った人
読みに行きましょう
楽しげな恋愛ストーリーがあなたを待っています

何言っているんだコイツ?って思った人
読みに行きましょう
ボクが言っていることが分かると思います


まだ読んでいる方には少しだけストーリーを解説

メアリは活発な女の子、とってもヤバい海賊船で船長さんに魅入られてしまいます(メアリも実はヤバい)
そのヤバい海賊船、何がヤバいって船員は人外だらけ、人間がいても"元"人間、もうヤバいめっちゃヤバい、そいつ等に気に入られたんだからメアリはもっとヤバい超ヤバい

そんなヤバヤバな世界観で繰り広げられる恋愛ストーリーは邪道の皮をかぶった王道
海賊を見るのもよし恋愛を見るのもよし
欲張りセット物語ここに見参

海外児童書風、海賊船ファンタジー!

この作品を読んでいると、未知の出会いへの期待にワクワクしてきます。

まずは作者名をご覧ください。
作者:**** 訳者:夢伽 莉斗
どなたかが記した物語を、莉斗さんが翻訳しているのです。このこだわりだけで胸が踊らずにはいられないのです!

特筆すべきことのひとつは、魅力的なキャラクター。
種族間の常識の違いから生まれるドラマはこの物語に華を添えます。キスのひとつをとっても、登場人物達は葛藤し悩みぬきます。こんな舞台設定は珍しい。

ふたつめは、王道ファンタジーでありながらどこかダークな世界観。
この作品に出会ったとき、1話目から潮風を感じました。某少年漫画の冒険心を思わせる一方、海賊としての華やかだけではない、裏の顔もきちんと書いています。それが非常に面白い。

とにかくこの作品には作者の「好き」が詰まっています。
その世界をわたしは愛します。

ぜひ、みなさまもご堪能ください。

純然としたファンタジー

  • 投稿者: 退会済み   [2018年 05月 19日 12時 15分]
管理
最新話まで読みました
とにかくモンスターたちがモンスターらしく
ファンタジーとして文体もしっかりしていて
かなり面白かったです
特にラムズのキャラクターが濃く
彼を気に入りました
海などの自然描写もしっかりしていて
一気に読み進めてしまいました( ´∀` )
かなり気に入った作品です
皆さんも読んでみて下さい
人魚の描写がよかったです

分厚い書物にして読みたい一品

  • 投稿者: 退会済み   [2018年 05月 12日 20時 16分]
管理
正当派なダークファンタジーが漂うこの物語。
だが、ひとたび中身を開けるとあら不思議――

単に海賊モノという意味だけではない。
児童書でよく見る文体で表記されているが故に、物語という波に乗って読みやすいのだ。


ささ、皆さま。こちらです。
何時でも乗船できますのでご遠慮はいりません。

心赴くままに、気持ちのままに。
いずれ行きつくだろう最果ての『選択』をココで探しませんか?

海賊少女メアリと究極の二択!!

  • 投稿者: RS世代   [2018年 05月 10日 14時 40分]
 この物語は誰もが一度は手に取ったことがあるであろう海外の児童書に近いような、どこか懐かしくも夢のある文章が特徴の物語だ。


 「人間」や「獣人」など様々な種族の暮らす世界で、宝を求め海を突き進む海賊達。
 その中でも「出会ったら最後、黙って降伏が暗黙のルール」と恐れられ、他から一目置かれるシャーク海賊団────

 物語の主人公メアリの運命は、その船の船長『海賊のプリンス』ことラムズ・シャークに出会い大きく変わる。

 ラムズ・シャーク────宝石に目がなく残忍だけれど、どこか底知れない何かを感じる男────

 彼の船に勧誘されたメアリは海賊団の一員となり、大冒険を繰り広げる。

 襲い来るクラーケンや無人島探索。
 そしてメアリに課せられた呪い、それを解くには愛した人を殺さなければならず────!?


 スリルとロマンに満ちた究極の二択をめぐる大冒険が、今始まる!
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