イチオシレビュー一覧

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選べ、己の〈愛〉か〈死〉をとるか。王道でありながら邪道でもある、形容しがたき大海洋ファンタジーが今まさに、あなたを飲み込もうとしている────!

  • 投稿者: 退会済み   [2018年 05月 02日 00時 04分]
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まずは声高に叫ぼうではないか。────「はぁぁぁ!? 凄すぎかぁぁぁ!?」と。
なにが凄いのかと問われれば「いや、もう全部」としか言いようがない。この高揚した気分と高鳴っている胸を必死で押さえつけながら、ほんの少しだけこの作品の魅力を述べようではないか(全部は無理、文字数と語彙力足りない)。

この作品の特筆すべき点は〈児童書文体〉で書かれているということだ。

読者に寄り添い、そして共に冒険しているかのような錯覚に陥ることのできるこの技法は並みの物書きでは出来まい。高揚と焦燥を絶妙な案配で与えてくれる。何という采配だろうか。
そして、その文体の特性を活かしつつも重厚な世界観を築きあげる能力は、同じ物書きとして見習いたいものがある。

一度作者の〈愛〉が無尽蔵に詰め込まれているこの幻想冒険譚を読むべきだ。この作品はあなたの価値観に、新たな風を吹き込むことだろう。
僕はそう確信している。

ファンタジーな人外達が主人公

  • 投稿者: ゆいみら   [2018年 04月 29日 19時 48分]
ファンタジーな様々な種族が住む世界が舞台です。それだけでなく、異世界転移者として日本人も出てきますが、面白いのは彼があくまで脇役だというところ。

魔法があったり、神様が存在して世界に干渉していたり、海賊が戦ったりと豊かな世界設定は魅力的です。

そして、人間と他の種族では心の有り様に微妙な差異があることも丁寧に表現されています。登場人物は、誰もが個性的。たまに引くような変人もいる、そんな賑やかでたまに酷い世界を、あなたも覗きに行きませんか?

異世界語翻訳者(作者)のこだわりが詰まった一作品

  • 投稿者: 水滝 柏   [2018年 04月 06日 08時 47分]
かつて愛した人を殺さなければこの身に降りかかった呪いを解くことはできない─この作品はそんなドラマティックな展開から始まる海洋冒険ファンタジーです。

この作品のすごいところは、作品もとい異世界語翻訳者の夢伽莉斗さんのこだわりがふんだんに詰め込まれたところだと思います。児童書風でありながらほのぼのとダークさのバランスがちょうどいいところ、まるで読者に語りかけているかのような主人公メアリの一人称、生き生きとしたキャラクターの心情(とゲスさ)など、徹底的に独自路線を貫いています。

あとすごいのは現代日本から転移してきた少年の扱い! 普通のなろう小説なら主人公として抜擢されるであろう異世界転移者がまさかの脇役です(笑) この発想には本当に脱帽させられました……!

一風変わった小説が読みたい人におすすめのダークファンタジーです! 皆さんもメアリが愛する人を殺すか殺さないか見届けませんか?

異世界の海賊は種族のサラダボウル

 異世界で海賊をやる種族ってなーんだ?

 はい、色々います

 いっぱいいます!!

 よく目や耳にする種族から、
今まで見聞きしたことのない種族が海賊になってます!
(それが主人公が転がり込むことになる海賊船です)

 元は人間だった~なんて種族も船員になって
あっちに行ったりこっちで巻き込まれたり――

 現実世界から転移してきた人間も入り込んで
種族による物の考え方や価値観の違いについて考えさせられます
 そして、それは恋愛に関しても――

 だから、愛した人を殺しますか?――
と、問われることにもなるのです……

 そうした恋愛に関しても考える一方で、ラムズ!

 彼は一体に何者なのか?
と読者に謎をかけ、話が進むたびに

 えっ!?

 と驚かせてくれます
そしてS気のあるイケメンです

 そんなラムズが恋の駆け引きをしかけてくるようになり――

 これからも楽しみな作品です!

大いなる海原に勇気の帆を!

  • 投稿者: gomachan   [2018年 03月 20日 21時 50分 ()]
初見の方はおそらくタイトルで先入観を持つのでしょうが、あえて言いましょう。そんなことはない!
作り込まれた世界観と設定、整った文章とテンポの良さが読者をひきつけている要因かと。
ラノベで海戦というのはある意味珍しいと同時に、複雑な合戦を分かりやすく書いている手本とも言えます。作者様の表現したいことがそのまま伝わりますね。
同じ書き手として学ぶところがとても多いです。
(PC閲覧の場合、『本編』と『設定集』ブラウザを二つに並べて見比べながら読むと内容が入りやすいかも)
さあ、冒険の書と共に君も勇気の帆を!

ファンタジーな海賊物語

  • 投稿者: 華琳   [2018年 03月 15日 19時 13分]
この作品を読んでるうちに私自身が抱き始めた思い、それは……。
「これワンピースみたいで面白いぞ……!?」
でした。
最初のタイトル、「愛した人を殺しますか?ーーはい/いいえ」ですが、海賊の恋愛ドロドロ系なのか?って思いましたが読んでみると、全く違いました。
呪いを解くために人探しをする冒険もので、次々に現れる海賊船の船員(クルー)に敵、新たな異種族であったり……主人公たちの使う魔法。物語だけでなく、技や出てくるキャラや魔物たちにも注目できます。
特に、海賊船同士の戦闘は脳内再生出来るほどに素晴らしく、言葉が出ませんでした。
この王道海賊ファンタジーにあなたも飛び込んでみませんか?
勇気を持って、乗船してみよう!

王道ファンタジーかつ斬新な世界観

  • 投稿者: 新月 望   [2018年 03月 14日 13時 22分]

臨場感溢れるプロローグからすでに、この物語が名作だということがわかる。

荒れ狂う海、血の気の多い海賊、手に汗握る戦闘シーン。そのどれもが一級品。いつぶりだろうか、書き手の視点を忘れ、ただ純粋に物語に集中したのは。

作品全体の雰囲気としては外国人作家の超大作ファンタジーを翻訳したかのようなイメージがある。まさに、王道ファンタジーに相応しい作品だ。しかし、ただ王道なだけではない。作品を彩る、魔法や使族などの設定が緻密かつ斬新だ。海外ファンタジーと日本の漫画文化が合わさった、ハイブリッドな作品と言える。

今、どの作品を読むかで迷っているなら、まずはこの作品をクリックするべきだ。クリック一つで私達を最高の冒険へと連れて行ってくれる。

【正統派大海洋冒険ファンタジー】―刮目せよ! コレこそがハイファンタジーだ!―【謎を秘めしヒロイン・メアリと、宝石狂いのイカれた海賊・ラムズをめぐる海賊ロマンス!】

  • 投稿者: 美風慶伍   [2018年 03月 03日 05時 15分]
★海洋ファンタジー、古くから存在するファンタジージャンルの一角を占める超王道
★我々はそれらの作品群を知っている。宝島・海のトリトン・ガンバの冒険・ビッケ、そしてワンピース――
★海という足元の板1つの下は深海の奈落へと繋がる剣呑極まりない世界を舞台に、文字通り己の腕っ節1つで困難を乗り越え、可能性を切り開く冒険を主題としたファンタジーの正当なる王道ジャンルだ
★だがそれを書くにはハードルがとにかく高い。船の上、そして〝海〟と言う我々地上の人間にはなかなか馴染みのない世界を舞台にしなければならないからだ。だが本作の作者はその難事を華麗に巧みに描写すると共に、海の主役である『海賊』の持つ真実をも丹念に描ききる。海賊の持つ残酷な側面も余すところ無く――
★それらの見事な物語背景の上にて展開されるのはヒロイン・メアリと、海賊・ラムズの二人をめぐる男女のロマンスだ。こんな贅沢、見ないと勿体無いぞ!

ファンタジー×海賊! まるで一緒に波を超えていくような小説!


 専門用語は連発されると辟易するものだが、本作を読むにあたってそんなものはほとんど無かった。
 親切に解説が添えられ、描写が丁寧で作者の知識も豊富なので非常に読みやすい!

 海賊社会のルールの中で繰り広げられるドラマは、これまでになく斬新で創り込まれ、主人公の感情も豊かなので読んでみて楽しい。
 この作品には個性がギッチリ詰まっていて、単純に言い表すならば――――――――面白いッ!

これぞ! ファンタジー!

ファンタジー!
この言葉を聞いて皆さん各々が数々の世に出た作品を思い浮かべるでしょう。

なろうの中にもファンタジー小説は多い。人気の分野だし私も好きでよく覗いていた。

だが、それでも! ここまで綿密に世界を、物語を構築したものとを読んだことはなかった!

いずれの使族も適当に決めず資料に基づいて考えられていることがよく分かるし、それを上手く物語に取り込んでいる。伏線も鮮やか!

さあ、読者の皆様!
ファンタジーがここにあります!
ファンタジーがここにあるのです!
是非一読を!

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