イチオシレビュー一覧

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これは感動せざるを得ない

とある事情によって奴隷から騎士になる少年。
そこには栄誉も友情も愛情もない、ただただ「生きる」為だけに戦うことを選んだ苦悩が見える。

勇者の少女もまた、幼いながらも勇者に選ばれて苦悩している。
出会う二人、少年から成長を遂げた男は思う。
「守りたい」

世の中には力不足からパーティーに疎まれる物語が満ち満ちている。
でもこの物語は己の全ての知識・知恵を仲間に伝え、その技の全てで戦い、パーティーを抜けてさえ少女の為に障害となる「悪」を退ける。
そんな男の不器用な愛情を感じさせてくれる。

最後のページは感動で涙が滲んだ。
*個人の感想です。

正直中途半端なストーリーを読むよりもこのたった9話を読むほうが心を揺さぶられた。
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