イチオシレビュー一覧

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相手を恨む必要も自分を責める必要も無い。

バレンタインなので甘い恋の話かと思えば、近頃好んで食す人の増えた高カカオチョコ。
主人公(40代女性)のパート先の休憩室でのバレンタインデーのひとコマである。
ネタバレ無しで簡潔に表現するとすれば、終始よくある当たり前のコトだけで構成されている物語。
そこには何の悪意も存在せず、つまり、お互いに、相手を恨む必要も自分を責める必要も無いのである。
私たちの日常のほとんどが、この物語と同じく、悪意の存在しない、よくある当たり前、むしろ、互いに気を遣い合っての結果の話だったりすると思われる。
そのため、無駄に相手を恨んだり自分を責めたりして極端な行動に走ることは避けたい。
それは、あまりに悲しい。
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