イチオシレビュー一覧
▽レビューを書く 源氏物語と言えば、平安時代のチーレム男、光源氏の女性遍歴が書かれた、つまらない話だと思っていませんか?このシリーズを読めば、あなたのその先入観がきっと変わります。
桐壷の更衣vs弘徽殿の女御を書いた「源氏物語:零」、その続編「源氏夢想譚」。そして、弘徽殿の女御の孫、女三の宮を主役に据えた第三弾が本作品です。
原書と展開は同じなのに、女性達が織り成す想いや言動が、この作者の解釈では、実に活き活きと能動的に描かれます。
姿形も言動も人形のような女三の宮が実は知性と豪胆な気性を隠し持っていたら。
緻密に計算された行動の元、光源氏の牙城を削っていく女三の宮。最終話での対峙では「よく言ってくれた!」と喝采を送りたくなる事でしょう。
切ない片恋相手や、艶めく父、個性的な女房達も物語を彩ります。
「これを学生時代に読めば、もっと源氏物語にも古文にも親しめた」と思う人も少なくないはず。
桐壷の更衣vs弘徽殿の女御を書いた「源氏物語:零」、その続編「源氏夢想譚」。そして、弘徽殿の女御の孫、女三の宮を主役に据えた第三弾が本作品です。
原書と展開は同じなのに、女性達が織り成す想いや言動が、この作者の解釈では、実に活き活きと能動的に描かれます。
姿形も言動も人形のような女三の宮が実は知性と豪胆な気性を隠し持っていたら。
緻密に計算された行動の元、光源氏の牙城を削っていく女三の宮。最終話での対峙では「よく言ってくれた!」と喝采を送りたくなる事でしょう。
切ない片恋相手や、艶めく父、個性的な女房達も物語を彩ります。
「これを学生時代に読めば、もっと源氏物語にも古文にも親しめた」と思う人も少なくないはず。
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