イチオシレビュー一覧
▽レビューを書く逃げるんだ、鍋にされたくなければ
- 投稿者: 退会済み [2018年 03月 21日 15時 58分]
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このお話は、常識的なクマ・プータが一人の少女、メアリーから告白を受けたところから始まる。
さて、このメンヘラ体質のお嬢さん、普通に告白したつもりだったのだが、そこはクマと人間、致命的なまでの認識の相違が発生していた。
プータはこう、解釈したのだ……食われる。鍋にされる、熊鍋にされてしまうと……
そうして彼は住処に引きこもる。食われたくない、鍋にされたくない、その一心で……
しかし、魔の手はメアリーだけではなかった。
この続きはぜひ、ご一読の上でお確かめいただきたい。
PS
いや、これ確かに逃げるしか選択肢ねえわ
さて、このメンヘラ体質のお嬢さん、普通に告白したつもりだったのだが、そこはクマと人間、致命的なまでの認識の相違が発生していた。
プータはこう、解釈したのだ……食われる。鍋にされる、熊鍋にされてしまうと……
そうして彼は住処に引きこもる。食われたくない、鍋にされたくない、その一心で……
しかし、魔の手はメアリーだけではなかった。
この続きはぜひ、ご一読の上でお確かめいただきたい。
PS
いや、これ確かに逃げるしか選択肢ねえわ
ある日森の中、メアリーという少女はクマに出逢う。そのもふもふとした外見に魅入られた彼女は、思い切ってそのクマに告白したのだが――そのクマ・プータは身の危険を感じて逃げ出してしまう。熊鍋にされる、そう解釈したためだ。
だが、プータに降り掛かる災厄は止まらない。彼を狙う者は、メアリーだけではなかったのである。
――プータは果たして、生き延びることができるのか。熊鍋にされてしまうのか。その運命の行く末を、あなたの目で確かめて欲しい。
プータルルォ! 逃げルルォ!
だが、プータに降り掛かる災厄は止まらない。彼を狙う者は、メアリーだけではなかったのである。
――プータは果たして、生き延びることができるのか。熊鍋にされてしまうのか。その運命の行く末を、あなたの目で確かめて欲しい。
プータルルォ! 逃げルルォ!
『恋は炎であると同時に光でなければならない。』(ソロー)
直接的かつ熱情溢れる恋の告白を受けた主人公の熊。
しかし彼にとってはそれは『闇』であった。
しかも『闇』はなんとすぐ側にもあり……。
この物語のジャンルは童話だそうだ。
果たしてこの物語を許容できる幼児やその親たちは、世界にどれほどいるだろうか。
しかしこれほど情報が溢れる社会だ。
様々な愛の形を知る術を童話で得るのは決して間違いではない。そう考えれば、この物語は至極真っ当な童話に見えるから不思議なものだ。
平易な文体で綴られる愛憎。
こうくるか!という『ヒネり』。
良くできていると感心させられる。
最後にこの物語の登場人物たちにこの言葉を送りたい。
『愛は、解放するもの。』(マヤ・アンジェロウ)
直接的かつ熱情溢れる恋の告白を受けた主人公の熊。
しかし彼にとってはそれは『闇』であった。
しかも『闇』はなんとすぐ側にもあり……。
この物語のジャンルは童話だそうだ。
果たしてこの物語を許容できる幼児やその親たちは、世界にどれほどいるだろうか。
しかしこれほど情報が溢れる社会だ。
様々な愛の形を知る術を童話で得るのは決して間違いではない。そう考えれば、この物語は至極真っ当な童話に見えるから不思議なものだ。
平易な文体で綴られる愛憎。
こうくるか!という『ヒネり』。
良くできていると感心させられる。
最後にこの物語の登場人物たちにこの言葉を送りたい。
『愛は、解放するもの。』(マヤ・アンジェロウ)
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