イチオシレビュー一覧

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これがファンタジー小説だろう、僕はそう思う。

とにかく一度読んでほしいと思う。

全てが丁寧に作られた世界観、それを裏打ちする確かな日本語の描写、正直これが埋もれているのがさっぱりわからない。
確かにイマドキ流行りの「なろう小説」ではないだろうが、そればかりではつまらないじゃないか。

いい雰囲気で積み重ねてゆかれる造語を含めた独自の世界観、丁寧な日本語。これが物語だろうし、こういうものこそ書籍になるべきだろう。

僕はこれを、紙の本で読みたい。

見たことのない日本語の単語が造語以外に出てくるかもしれない。そいつは辞書目の前の魔法の板で調べればいい。

僕はこういう作品こそ本になればいいと思う。

ハヤカワFTや、創元社ファンタジィ文庫が好きだったオッサン達。出番だ、実にいいお話が埋まっていたぞ。
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