イチオシレビュー一覧
▽レビューを書く美しい文体に、最初引き込まれました。
- 投稿者: 退会済み [2019年 07月 15日 19時 25分]
管理
文学小説のように、文章が上手い。美しくてまわりくどくなくて。うーん、何と言えば良いのだろう。綺麗にまとまっているというか…。上手く言い表せない。
『ナポレオンパイ』の描写が出てきますが、このスイーツの描写が上手い。プロの作家なみに、説明が上手。
半年以上前の記憶がない少女、コトカ。しかし彼女は懸命に前を向いて生きていく。その健気な姿がまた、美しく心に響くものがある。
『空っぽ』の少女ではあるが、その空っぽにも深みがある。
しかし、記憶がない部分に、苦しむ少女。その彼女の心理描写も上手。
ゆっくり、読んでいきたいです。
『ナポレオンパイ』の描写が出てきますが、このスイーツの描写が上手い。プロの作家なみに、説明が上手。
半年以上前の記憶がない少女、コトカ。しかし彼女は懸命に前を向いて生きていく。その健気な姿がまた、美しく心に響くものがある。
『空っぽ』の少女ではあるが、その空っぽにも深みがある。
しかし、記憶がない部分に、苦しむ少女。その彼女の心理描写も上手。
ゆっくり、読んでいきたいです。
魔法と科学といえ相反する二つ。それらが敵対していると言えばありふれた設定かと思うかもしれません。しかし、こちらの作品はそんなアッサリと言い表せられる小説ではありません。
まず主人公は記憶を失っています。そう、主人公は生きてきた中身が無い「からっぽ」な人間なのです。そしてその中身に関しては少しずつ……本当に少しずつですが日記として語られる事となります。
そんな主人公ですが、実験的な意味で魔法を司る組織である『ギアーズ』に入れられる事になります。そしてそこから物語は始まっていく事になるのですが…
あああ!!僕じゃ上手く言い表せない!豊富な描写表現、更には敵も味方も全てがキャラクターとして魅力的なんです!!読んでみてください!!是非読んでみてください!
ああああああああああ上手く伝わったかなぁ…
まず主人公は記憶を失っています。そう、主人公は生きてきた中身が無い「からっぽ」な人間なのです。そしてその中身に関しては少しずつ……本当に少しずつですが日記として語られる事となります。
そんな主人公ですが、実験的な意味で魔法を司る組織である『ギアーズ』に入れられる事になります。そしてそこから物語は始まっていく事になるのですが…
あああ!!僕じゃ上手く言い表せない!豊富な描写表現、更には敵も味方も全てがキャラクターとして魅力的なんです!!読んでみてください!!是非読んでみてください!
ああああああああああ上手く伝わったかなぁ…
硬質な文章が作り出す物語の空気感。
- 投稿者: 退会済み [2019年 01月 19日 23時 23分]
管理
最初、日記から始まるんです。その日記が、物語の所々に出てきます。このインパクトは大きいですね。
その後、本編に入るわけですが、凄く硬質な文章で綴られます。
物語が醸し出す雰囲気が、その硬質な文章によるものなのか、それとも物語自体が、そういうものを望んでいるのかは分かりかねるのですが、どちらにしても物語に引き込まれるのは間違いありません。
続きが気になること間違いなしですね。面白いです。
その後、本編に入るわけですが、凄く硬質な文章で綴られます。
物語が醸し出す雰囲気が、その硬質な文章によるものなのか、それとも物語自体が、そういうものを望んでいるのかは分かりかねるのですが、どちらにしても物語に引き込まれるのは間違いありません。
続きが気になること間違いなしですね。面白いです。
からっぽに満たす物は
- 投稿者: 退会済み [2018年 12月 11日 21時 25分]
管理
まず、一言。
とても良い、好き、最高。
面白かった!!
からっぽ。
少女の記憶は、大切な所だけ抜け落ちている。
からっぽ。
からっぽ人間。
だからこそ、感じられる喜びがある。
だからこそ、流す涙がある。
しかし、得る物があれば、去るものがある。
主人公コトカが感じる喜び、苦悩、故に、美しい。
バケモノの絶望感、それに抗う少女達の生き様。
どれも響きました。
是非、読み、感じてください。
とても良い、好き、最高。
面白かった!!
からっぽ。
少女の記憶は、大切な所だけ抜け落ちている。
からっぽ。
からっぽ人間。
だからこそ、感じられる喜びがある。
だからこそ、流す涙がある。
しかし、得る物があれば、去るものがある。
主人公コトカが感じる喜び、苦悩、故に、美しい。
バケモノの絶望感、それに抗う少女達の生き様。
どれも響きました。
是非、読み、感じてください。
普段、縦書きPDF機能を使って投稿作品を読んでいるが、本作品に限っては特別だ。
ぜひとも「小説家になろう」の本来のフォーマットで読んでもらいたい。
本作「メモラジック・ギアーズ」の文体は、そのフォーマットに合わせて生まれたような雰囲気をまとっている。液晶モニタで読まれるために生まれた文章だ。
全体的にディストピア感があるが、酷く締め付けられたような気はしない。
黒ではなくグレー。かといって、白に近いグレーでもない。
本当に中間地点に存在する50パーセントのグレーがこの作品の色だ。
ゴスロリの次に生まれたスチームパンク、その次に生まれたグレーな文章。これになんと名をつけたらいいだろうか。
常に地に足が付いた文章でとても読み心地がいい。
ポスト・ゼロ世代と言っていいだろう。
ぜひとも「小説家になろう」の本来のフォーマットで読んでもらいたい。
本作「メモラジック・ギアーズ」の文体は、そのフォーマットに合わせて生まれたような雰囲気をまとっている。液晶モニタで読まれるために生まれた文章だ。
全体的にディストピア感があるが、酷く締め付けられたような気はしない。
黒ではなくグレー。かといって、白に近いグレーでもない。
本当に中間地点に存在する50パーセントのグレーがこの作品の色だ。
ゴスロリの次に生まれたスチームパンク、その次に生まれたグレーな文章。これになんと名をつけたらいいだろうか。
常に地に足が付いた文章でとても読み心地がいい。
ポスト・ゼロ世代と言っていいだろう。
空白の少女が織り成す悲しくも美しい世界はこちら────。
- 投稿者: 退会済み [2018年 05月 01日 02時 21分]
管理
冒頭の日記(一部抜粋)を始まりとし、物語は展開していく。
他の方が書いているレビューとほぼ同内容になるため割愛するが、この作品の魅力はずばり、美しい文章と流れを損なわない言葉の使い方だと、僕は思う。
所々に存在する日記の一部がどことなく哀愁を誘い、記憶が無い少女の心情は哀れであると同時に美しくもある。記憶の欠如からか、どこか人間味がない。その〈どこか〉は説明がつかないのだが。
虚と呼ばれている存在との戦闘シーンもテンポ良く展開されていた。
言葉の重ね方や文章構成はまるで計算しつくしているかのように思える。
サブタイトルも独特かつ可愛らしさがあって素敵だ。相当の拘りを持っているのではないだろうか。
文章能力自体も高く、そして作者が己の作品を愛し慈しみ作り上げているのがわかる作品だと言えよう。
なにが言いたいかというと「読め。話はそれからだ」である←
空っぽを満たして
- 投稿者: 退会済み [2018年 04月 24日 07時 54分]
管理
空っぽ。
主人公・コトカを表すのにこれほど的確な言葉は他に無いだろう。
記憶を失い、誘われた組織でも戦力になれるのかは未知数。何かが変わるとは、変えられるとは到底思えない。
それでも彼女は前を向く。
コトカと共に歩んでいけば、あなたの中にある「何か」がきっと満たされるはず。
満たす者は新進気鋭の作者と、茨道を行く主人公。
さあ、今こそ空っぽを満たす時!
主人公・コトカを表すのにこれほど的確な言葉は他に無いだろう。
記憶を失い、誘われた組織でも戦力になれるのかは未知数。何かが変わるとは、変えられるとは到底思えない。
それでも彼女は前を向く。
コトカと共に歩んでいけば、あなたの中にある「何か」がきっと満たされるはず。
満たす者は新進気鋭の作者と、茨道を行く主人公。
さあ、今こそ空っぽを満たす時!
日記の一節と共に物語は始まる。高層ビル群の中で何かが起ころうとしている。何気ない日常の中で、ひとりの少女の運命が変わろうとしている。
情景がイメージしやすいシンプルな文体は読者を惹きこみ、そこに込められた言葉が頭の中に映し出された世界を広げていく。テンポが良く独自性があり、少し文章を追うだけで早く次が読みたいと思わせる不思議な魅力に溢れている。
一人称と三人称の混同、文章の構成などに違和感はあるものの、作者の方はこれがなろうデビュー作とのことなので、改善と成長が十二分に期待できる。
近未来が舞台の物語でどのように魔法が絡んでくるのか? 主人公のコトカは戦いの中で何を得ていくのか? これからが楽しみな作品です。
情景がイメージしやすいシンプルな文体は読者を惹きこみ、そこに込められた言葉が頭の中に映し出された世界を広げていく。テンポが良く独自性があり、少し文章を追うだけで早く次が読みたいと思わせる不思議な魅力に溢れている。
一人称と三人称の混同、文章の構成などに違和感はあるものの、作者の方はこれがなろうデビュー作とのことなので、改善と成長が十二分に期待できる。
近未来が舞台の物語でどのように魔法が絡んでくるのか? 主人公のコトカは戦いの中で何を得ていくのか? これからが楽しみな作品です。
イチオシレビューを書く場合はログインしてください。