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万感の想いを込めて今…

卒業式は送られる側も送る側も特別な想いを抱くものです。

この作品の作者さんは実際にPTA会長を務めておられると聞いています。そんな彼女の想いが伝わる作品であると共に、読者にとっても過ぎ去りし想い出を呼び起こさせる作品に仕上がっています。

卒業式を迎えるにあたってのエピソードや式中のアクシデント、式後の風景などがリアルに描かれています。
綺麗事を並べたフィクションではないリアル卒業式の実況中継を見ているようで、感極まります。

ボクも中学校、高校でPTA会長を経験しているので、卒業式が特別な行事だという事は実感しています。
自分が卒業式を迎えた時、そして、親となって子供の卒業式を迎えた時、立場は違えど特別な想いはいまでも忘れられません。

万感の想いを込めて今、改めて過ぎ去った日々の場面を思い浮かべています。
卒業とはこれから始まるステージへのスタートです。巣立った子供達の未来に幸あれ!

巣立つ瞬間(とき)を見つめて

卒業式で贈っていただいた言葉を覚えていますか?
校長先生のお言葉、来賓の方のお言葉、PTA会長さんのお言葉、在校生からの言葉。

卒業生の私達を思い色々と考えて贈っていただいていたと思います。
でも、残念ながら当時は噛み締めて聞く余裕もなく聞いていた言葉たちかもしれません。

この作品を拝見させていただいて、心に響きました。
卒業生でもないのに涙が溢れました。

皆様も、優しさで溢れたお言葉を読んでみませんか?
そして明日に向かって頑張る力を分けてもらいませんか?

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