イチオシレビュー一覧

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疲れた心に染み渡る、お下品ファンタジーコメディ

こんな人にお勧め:
・抜け目のない主人公が好き
・好色な主人公が好き
・80~90年代風の女の子が好きな主人公が好き

紹介コメント:
主人公のエステバンは女好きで抜け目のないベテラン冒険者。
強いが負けなしというわけではなく、逃げるために荷物を失うこともしばしば。
でも命は失わない。
抜け目がないぞ!エステバン!

またエステバンは下品で好色で、でも憎めない。
そんな80~90年代風の女好き主人公といった感じです。

失敗もするけど、それが読者にストレスをあたえるかというと、そんなことはなく、コメディー風に笑える失敗だったりもします。
あとヒロインがちゃんと仕返ししてくれる。

完結してるのでエタる心配もなく読めますし、仕事・学業はじめの憂鬱な心にくすりとした笑いをもたらしてくれます。

そういえばヒロインのお母さんと作った子供はどうなったんだエステバン。
魔族領就職後の話も気になるぞ。

最近めずらしい冒険をする物語

  • 投稿者: ウツロ   [2019年 06月 05日 17時 40分]
そこそこ強い元日本人のエステバン。
冒険者らしく依頼をこなしながら街から街へと旅をしていく。
とうぜん、行く先々で様々なトラブルに巻き込まれるのですが……

解決方法がオモロイ。
あるときは腕力、またあるときは知恵、そして最後にエロ。
そう、エロなのです。
渡り鳥のようにさすらいながらも大人のエロスを忘れない。そんな冒険物語です。

仲間の女エルフや小人妖精とのかけあいも楽しかった。
ほどよい笑いをはさみながらも、しっかりとオチをつけている。
また文章力も高い。
あと完結してるっぽい。
まあ読んでみて。

ギャグ、お色気、冒険、三拍子揃ったエンターテイメント

これを読んで日々の疲れを癒やして下さい。
力んで読む必要はありません。
流し読みでも、その魅力は伝わります。
クスッとして、ストレスが消えるでしょう。

かっこよさとエロさを併せ持つエステバン。
ポンコツかわいいシェイラ。
小人なのにエロいレーレ。

三人が織りなす、楽しい日常。

こんな異世界に、私は行ってみたかった。

※題名が合体ロボとか変身ヒーローっぽいですが、そんな要素はありません。

ちょっとエッチでかっこいい!

強くて!エッチで!かっこいい!

これは良い冒険活劇ですね。
主人公の強さもほどほどなんですが、知恵と経験がありとてもカッコいいです。

そしてカッコいいけど変態です。ド変態です。
この変態ぶりが笑えるんです。
変態仮面に通じるノリがありますね!

相棒のエルフちゃんもポンコツかわいくて好きです。
エッチなことに興味があって主人公のことが大好きなんですが、主人公から守備範囲外の扱いをされる「お約束」とか大好物!

おなじみのRPG風の異世界のようで全然違う世界観もGOOD!

これはオススメできますよ!

主人公に『命』を感じられる作品

  • 投稿者: 野人   [2018年 08月 15日 21時 46分]
転生し、成り上がりを目指した元日本人が主人公のお話。

なろう作品には珍しく、肉食系の男が主人公。

この作品の主人公は、スケベで下品で快楽主義的な男。

日本人と言うより、ラノベに出て来る冒険者その物といった感じの人物である。

馬鹿な事をやって、女の尻を追いかけて、失敗したり、たまに格好良かったりする。

そんな、生きる事の生々しさを感じる人物である。

作者の都合のいい様にだけ動く、鈍感系テンプレ主人公とは一線を画す、今のなろうでは珍しい主人公だ。

人間味の感じない、文章に描かれているキャラクターのテンプレ主人公とは違い、この物語の主人公には強く生命の息吹を感じる。

物語の登場人物なのに、吹き込まれた『命』を感じるのだ。

人間味を感じない、テンプレ系主人公に飽きた方にお勧めの、『命』を感じられる主人公の物語です。

堅く冷たい鱗を酔った指先で撫でると、その隙間に熱い突起が現れる

  • 投稿者: 林集一   [2018年 05月 02日 22時 02分]
その突起の上に、興味本意な震える舌を這わせると、頭上にある蜥蜴人の唇が生臭い吐息を吐くのが判る。無論魚介の齎す生臭さではない。包容力のある女しか吐き得ぬ、何処か安心する生臭さの息だ。仮に魚臭い吐息なんぞ吐こうものなら俺は直ぐにでも船宿に帰るだろう。だが、相手はプロ中のプロ。その辺のエチケットは最低限のマナーなのだろう。

「坊や、大分慣れてきたわね」

慣れると言うか、慣れさせられたのだ。今の俺の行動はプロの技に誘導させられているに過ぎない。

そして、お互いが誘導されている事、それからそれに気付いている事を知った上で「蜥蜴人の娼婦」と「蜥蜴人に慣れない客」を演じている。

この年になってやっと分かってきた事がある。

仮面を通しての交流だけでなく、お互いが役割を演じている中で、仮面の外から素の自分を労ってくれる様な業のある玄人もいると言う事だ。若いうちは気付かなか気になる人は読め!
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