イチオシレビュー一覧
▽レビューを書く読み応えと読みやすさのバランスが良いことを挙げつつ、
歴史モノの面白味を十二分に醸し出しつつ、
転生ゆえのそれも押さえつつ、
そんな手応えを感じる物語に仕上がっているこちらです。
やはり過去である史実の「もしかしたら」を未来として語る物語に興味は尽きません。
それを踏まえても、主人公が見つめる栄達の道――、その道を己の足で駆け切り開こうとする姿に一番の魅力があるのではと振り返ります。
”読める”とはそうした魅力も不可欠なのでは。
そして、こうしたものを平たく言えば一言で済みます。
面白い――。
ちょうど今が、次の醍醐味に繋がるタイミングの本作です。
見逃す手はないと思いますので、おすすめしますよ。
ナポレオン。それは欧州最強の陸軍を従え、フランスの悲願であるヨーロッパ統一を手前まで推し進めた男である。
その男に対して、英国は第一次から第七次までのすべての対仏大同盟で、一貫してフランスと対立し続けた唯一の国だった。世界最大の工業国として、同盟国に武器を供与し、各地の反乱軍を支援し続け、欧州の防波堤となったのである。
歴史を顧みて、ナポレオンの野望を砕いた一因は英国の粘り強い外交と高い工業力であったことは言うに及ばない。事実、海だけでなく、陸においても英国は常にナポレオンに苦戦を強いてきた。
だからこそ、この作品は極めて挑戦的な視座から、新たな歴史を見せようとしている。現代から転生し、一人の英国陸軍士官を志望する少年がどのようにしてナポレオン、フランス陸軍を打ち破るのか。
この作品がこれまであまり注目されてこなかった、英国陸軍のドラマチックな活躍を描いてくれることを期待したい。
その男に対して、英国は第一次から第七次までのすべての対仏大同盟で、一貫してフランスと対立し続けた唯一の国だった。世界最大の工業国として、同盟国に武器を供与し、各地の反乱軍を支援し続け、欧州の防波堤となったのである。
歴史を顧みて、ナポレオンの野望を砕いた一因は英国の粘り強い外交と高い工業力であったことは言うに及ばない。事実、海だけでなく、陸においても英国は常にナポレオンに苦戦を強いてきた。
だからこそ、この作品は極めて挑戦的な視座から、新たな歴史を見せようとしている。現代から転生し、一人の英国陸軍士官を志望する少年がどのようにしてナポレオン、フランス陸軍を打ち破るのか。
この作品がこれまであまり注目されてこなかった、英国陸軍のドラマチックな活躍を描いてくれることを期待したい。
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