イチオシレビュー一覧

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何気ないコトバが、営みを紡いでいる。

 足りない、という言葉はよく使う。時間が足りない、努力が足りない、お金が足りない。何度も言ったような気がするし、言われたような気もする。
 そして、その言葉が持つ意味というものをじっくりと考える機会は、あまりない。普段の日常の中で、何気なく使っているものだから。
 本作は、そんな日常の中で誰もが頻繁に使っている、「足りない」という言葉を通じて、紡がれる人々の心を描き出している。もしかしたら、他にもこんなふうに、大切な言葉を何気なく使っているのかも知れない。そんな「気づき」を与えてくれる詩です。
 ぜひ、ご一読ください。

どんな言葉にも、力は備わっている。

  • 投稿者: 四季   [2018年 05月 11日 16時 10分]
「足りない」という言葉が、ここまで印象的な言葉だったとは……!!

読んで最初に思ったことは、それでした。

日頃あまり意識して使うことのない「足りない」という言葉。
それに敢えて注目し、そして、ここまで印象的に仕上げられているのは、作者様の腕があってこそだ、と思います。

読み手に言葉がグイグイと迫ってくる詩で、見事でした。
言葉の力を最大限に引き出していて凄いです。

皆様もぜひ一度お読み下さい。

きっと、脳内に「足りない」がびっしりと現れることと思いますよ!♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪
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