イチオシレビュー一覧

なんか良いのないかな、ってレビューを漁ってたら見っけました。


くそう、ヤラれたぜ。　


背景にうどんを啜る音を入れられちゃうとね。私のような金欠系大学生には、「こうかは　ばつぐんだ！」
更に大学の近くに、はな○○とか○亀とか○香うどんがある場合には特攻がつきます。

どうでもいいけど、なんでうどん屋さんは名前に丸をつけたがるんだろうか。


まあいい。本題に還ろう。
うどんはうまい。うどん、それは癒しだ。なのに安い。素晴らしい。
でも流石に、毎日うどんはいらない。


そんなあなたに、彼女はオトせない。

淀みなくうどんを啜る様なテンポで読める短編恋愛小説。三角関係の角と角が織り成すしょうもない囀りははいりこ出汁の前に乾杯する。

１日20時間以上働く奴隷はうどんを食えば良いと思う。そしたらあと５分多く働けるのに。

完飲後、器の底に残った残滓を指で救って舐める。そこで気付く不思議な読後感。味にピリリとスパイスを与えていたのはゆず胡椒だった。

うどんを食う時間プラス５分で読める欲望と戦慄の物語……あなたもいかがですか？