イチオシレビュー一覧

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魔王という名のカワイイあいつ

  • 投稿者: 524   [2018年 10月 15日 23時 19分]
西から来たアイツが日本、そして世界を震撼させる…

弱小牧場から生まれた1頭の競走馬が地方競馬、中央競馬、そして世界競馬をのし上がっていく競馬サクセスストーリー。

とある人物の転生した魂が宿った競走馬サタンマルッコ号は脱走、盗み食いは当たり前。坂路調教はサボるわスカートもぐもぐするわでやりたい放題。

そんな愛嬌満点のマルッコもレースになると一流のアスリートに様変わり。
臨場感あふれる競馬実況もあり、レースシーンは手に汗握ること間違いなし。

「競走馬ってカワイイ!」と「競走馬ってカッコイイ!」そんな萌えと燃えが両立したスポーツコメディがここにあります。

至高のお馬さん好き好き小説

 お馬さん嫌いの人間を競馬沼に引きずり込んで歓喜の悲鳴を上げながら溺れさせる最高の小説です。読んで楽しい小説は数あれど、読んで何かを好きになれる小説ってなかなかない。最初は面白いなーとしか思わない。が、いつの間にか心の中で馬券を買っている自分に気付くのだ。幾ら賭ける? 千円か? 五千円か? いいやもう三万突っ込んじまえ。待て大丈夫だ、三万出すのにはちゃんと論理的理由がある。俺は冷静だ。だって俺の馬だぜ? 負けるわけねーだろ!
 だ が 負 け る 。あああああああチクショーォオオオオ! でも好きだ! 勝っても負けても君が好き! お前の事が好きなんだよ! 全部ひっくるめてなァ! お馬さんの活躍を読むたびに、「俺はその名馬がこんなちっちゃい時から知ってるんだぜ?」とドヤ顔になれるぞ。ドヤってけ! 面白いから! 読め! いつまでこんなクソレビュー読んでるんだよさっさと本編読みに行けって! はよ!

競馬って幅広いな!

  • 投稿者: 山さん   [2018年 06月 29日 02時 18分 ()]
この小説は当たり前の話、タイトルどうり競馬というものを題材にした物語である。
競馬というのはどこまでいっても、マイナー、アングラなものだと世間的には思うけれども、それを払拭する作者様の熱意(愛)、それによる物語。
そして、明言はされていないが主役馬の転生による各登場人物の織り成す創造性のあるドラマ。
競馬というものに対して色眼鏡無しで、人間ドラマ、熱い物語、感動する物語が読みたいなれば15分読んで見てはいかがですか。

つたないレビューなので異論は認める 某掲示板風(笑)
今、気になるのは12ハロンのチクショー道のタイトル
12ハロンで完結するのかな?
今はこの物語の最後まで追いかけたいと思います。
何故なら、応援馬券握りしめてるから!
ゴール板まで駆け抜けて下さい!!



1頭のサラブレッドを中心とした良質の群像劇

競馬を知らない方、だまされたと思ってプロローグと1話まで読んでみてください。競馬が分からなくても、引き込まれる事は請け合いです

設定としては、人間の知恵を生かした動物へ転生物です。
しかし、基本的に三人称視点の書かれており、主人公は競走馬なので殆どセリフがありません。
結果として、一風変わった一頭のサラブレッドを中心とした、競馬人たちを描いた群像劇となっています。


そこには、小心者のオーナー、馬達を大好きな調教師や厩務員、勝負に命を懸けたジョッキー、姦しい巨大掲示板の住人達、そして愛しいサラブレッド達が描かれています。
彼らのレースにかける情熱を読んでいる内に、彼らを心から応援しているそんな小説です。

>2018/07/08あらすじ変更につき修正

百万人の競馬ファンが、二百万人分楽しめる物語

  • 投稿者: 草野猫彦   [2018年 06月 19日 11時 54分]
ハーレムを神様にお願いしたら、種馬になるべきサラブレッドに転生させられた。こんな導入見たのは初めて。w

全般的に話はコミカルなのに、熱いところは熱く、悲しいところは悲しく、そして何よりユーモアたっぷり。
競馬ファンは5ちゃんの中で絶叫し、興味のない人でも楽しめる。
群像劇の中心である一頭のサラブレッドは、素晴らしいまでの個性を持った転生主人公です。転生の必要性が高いという意味では、設定から素晴らしいですね。私もこの設定で書きたかったです。

何よりこの作品には、冒頭の転生を除いて、ほぼ全てのエピソードにリアリティがある。サラブレッドあるある、競馬あるある、生産者あるあるの物語。
私も過去に競馬物を書いたことはありますが、この出来には脱帽です。スマホの向こうに、画面の向こうにレースを感じる。そんな作品です。

目指すはドバイか凱旋門か!

頑張れサタンマルッコ! 熱く、微笑ましい競馬ドラマ。

勇者、魔王、ドラゴンと転生物は数あれど。競走馬というか、サラブレッドに転生するのは新しいタイプで興味を引きました。

肝心の内容ですが、サタンマルッコという馬が主人公です。ただし、喋りませんし、基本的に三人称なので彼の考えは普段は分かりません。周りにはとても賢い馬にしか見えないんです。

だから、人間ではなく頭の良い馬として見ると、とても笑えますし、愛着が湧きます。

ある時は厩舎から脱走しますし、飼育係の目を盗んで餌を盗み食いした疑惑を持たれます。海で泳ぐし、新聞を読もうと飼育係の肩をはむはむだってします。

しまいにはレースのスタート地点につかず、顔を真っ赤にした馬引きや飼育員の引っ張りすら止めて、競馬場の観客のスマホにアピールまでする始末。

観客の目を引き留めては、周囲のライバル達をぶっちぎっていく爽快感。時に負け、勝つために努力だってする。だから、読んでる内に応援したくなります。
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