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ほろりと涙が溢れる。看護師への道とは、どういうものなのか。

  • 投稿者: 長岡更紗   [2018年 06月 06日 09時 50分]
看護師というのは、大変な職業であると思う。
心や体が蝕まれた人を相手に、時には強く、時には優しく振舞わなければならない。
最期の時を看取る事だってあるだろう。
精神的にも体力的にも、尋常でない負担がかかるはずだ。

立派な看護師とは、一体どういうものなのか。

ミスをしない人だろうか。
勉強をする人だろうか。
一生懸命に頑張る人だろうか。

きっと、その全てが必要なのだ。
そして、患者と向き合い寄り添う気持ち。
多くの事が看護師には求められる。

慣れなければいけない事もあるだろう。
しかし、慣れて忘れてはいけない事もある。
それが、このエッセイに綴られているのだ。

季節のない病室で過ごす患者の事を考えてくれる、優しい作者様の気持ち。

若き看護学生の思いと決意が詰まった、内に滾る思いを。
看護師の方も、患者の方も、あまり病院にはお世話にならないという人にも。
ぜひ、読んで頂きたい。
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