イチオシレビュー一覧

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洋風の百物語を楽しもう

皆さんは、百物語というモノをご存知でしょうか。

簡単に言えば、夜中にろうそくを100本立てて、集まった人たちが怪談を話し合う。
怪談を1つ終えるごとに、ろうそくの火を1本ずつ消していく。
そして100本のろうそく全てが消えて部屋が真っ暗になった時。何かが起こる……というのが、百物語の概要です。

この作品は、語られる怪談と舞台が洋風になっている百物語のような感覚で読むことが出来ました。
全ての怪談を読み終えた時、何が起こるのか。
作中に登場する図書館は、まさに百物語の会場のような不気味さとオチがあります。

サクサクっと読めるので、怪談に浸ってみてください。

ゴージャスなネタ帳

  • 投稿者: 宮本摩月   [2019年 05月 08日 02時 24分]
アイデア段階の物語が次々と語られる。
作中作という形式がハマっている。
物語中に語られるセリフのひとつひとつが、おいおい、それ作品化しなきゃもったいないよって感じの優れたアイデアが多い。
原石の段階で輝いていて、作者の発想力の確かさがわかる。
いいアイデアを思いついたけど作品化が難しいなって思ったときはこの手があるな。
_φ(・_・メモメモ
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