イチオシレビュー一覧

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シチュエーションコメディの傑作

この作品は“悪役令嬢”をダシにした“シチュエーションコメディ”の傑作だと思います。

章ごと(単行本のそれぞれ1巻にあたる)の風呂敷の広げ方(伏線の張り方)とそのオチ…もとい、広げた話のたたみ方が絶妙です。

主人公の“一人語り”の使い方の上手さが最高です。

“悪役令嬢”ものではありますが、“ざまあ”ではなく、“予測不能の楽しい展開”を期待すべき作品だと思います。

闇も黒も恐ろしいものではなく

  • 投稿者: 宵凪海理   [2021年 11月 13日 22時 58分]
乙女ゲームの悪役令嬢ユミエラに転生した主人公。
本編では小物だが、追加要素で裏ボスとして君臨する設定だった。
そのことに気付いた結果、彼女のゲーマーとしての本能が働いて。
幼少時からダンジョンに入りレベリングを続けた結果、常識を超えた強さを身に着ける結果に。

入学時の測定でそれが広まってしまい……忌まれる黒髪であったことや、闇魔法を扱うことから、ヒロインや攻略対象から魔王の疑いを掛けられたりする羽目になります。ただ彼女に味方してくれる人もいて。
両親に見向きもされずに諦念を抱いていた少女が、未来を見据えて動き出す、力の在る作品。

ユミエラの一人語りが面白い!

乙女ゲームの世界に、ラスボスとして転生したユミエラ。

ゲームのヒロイン達には関わらないよう大人しく過ごすつもりが元ゲーマーの血が騒ぎ己のレベルをMAXまで上げてしまったことで大目立ち。

ヒロイン達からは魔王ではないかと疑われる始末。

これは普通に生きていたいユミエラの普通という観点が、一般の人と思いっきりずれていることから起こってしまうコメディ?

少し重い部分もあるが基本的にユミエラの一人称語りをニヤニヤしながら読める作品。

流石レベル99だ!なんともないぜ!

  • 投稿者: チャム   [2020年 07月 08日 13時 54分 ()]
コミックスからやってきて3章まで全部読んで書きます。端的に言うと、このお話は「悪女転生」と「異世界最強」をなぜか悪魔合体させちゃった作品でした。基本は(前世に常識を置いてきた)主人公が最強の力で問題解決!という非常に読みやすい内容でした。しかし、主人公の心の成長もきちんと書かれた面白い作品でしたので、一風変わった悪女転生物を読みたい人にはお勧めです。

アホの子は可愛いの法則

  • 投稿者: もけぴろ   [2020年 04月 25日 20時 46分]
とりあえず魔王編が終わるまではちょっと悪役令嬢物にありがちな原作キャラsageと、和解せずに死んで終わりみたいな流れできついですが、個人的に二部以降は結構好きです
主人公のユミエラのアホさとマイペースさに磨きがかかりますが、パトリックの存在もあり「そう言うキャラ」として理解出来ます
なので、2部以降はやりたい事をやってドタバタする日常系の作品と言う色合いが強いと見て良いでしょう
ユミエラが格好をつけてもどこか抜けた形になるので、半端に格好つけた作品にありがちな「なんかうざいしキモイ」とはならずさっくり読みやすいです

そう言う意味で二部以降はアホの子をアホの子と書く事で上手く回ってると思います
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