イチオシレビュー一覧

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とにかく気になる

  • 投稿者: あんまん   [2021年 04月 22日 13時 10分]
一話分の長さが丁度よく、
少しずつ読み進める私にとっては
この「7番目のシャルル」は
サクサク読めちゃいます。

特にお気に入りなのが
第七章<王太子の都落ち>編で、
物語の緊張感とスピーディーな展開に
引き込まれてしまい、
この章は一気読み間違いなしです!

ジャンヌ・ダルクを聖女と認めないという
意味深げな序章から
どうやって物語は終わるのか…

とにかく気になる歴史小説です。

塩野七生、惣領冬実の「チェーザレ」、坂本眞一の「イノサン」、大窪晶与の「ヴラド・ドラクラ」に並ぶ歴史エンタメ!

  • 投稿者: ミーシャ   [2021年 02月 18日 16時 13分]
歴史の通説に抗い、悪名高き人物を主人公にした名作があります。

塩野七生さんや惣領冬実さんの「チェーザレ」
大窪晶与さんの「ヴラド・ドラクラ」
坂本眞一さんの「イノサン」

「7番目のシャルル 〜狂った王国にうまれて〜」は名作に並ぶ歴史エンタメになると確信してます!
聖女ジャンヌ・ダルクを見捨てた(といわれる)フランス王シャルル7世。
王家の五男に生まれて冷遇されて育ちますが、兄の死で14歳で王太子になり波乱万丈の人生を歩みます。
敵国イングランドや狂王とよばれる父シャルル6世よりも母親のほうが得体の知れない怖さがあります。まさしく「狂った王国にうまれて」と呼ぶにふさわしい。
いとこのジャンとの擬似家族に近い主従関係に救われます。

ナイーブな王太子がどうやって百年戦争を生き抜いていくのか、先が楽しみです。

上記のタイトルが好きなら絶対ハマります。沼注意!

宝塚で舞台化望む!

  • 投稿者: 姫乃京   [2019年 10月 29日 21時 28分 ()]
「ベルサイユのばら」や「三銃士」等を通して、少女マンガや宝塚歌劇でお馴染みのフランス史。

基本的には、太陽王ルイ14世やフランス革命など、ブルボン王朝時代が一番馴染み深いと思われます。

英国との百年戦争時代の勝利王シャルル7世も、映画「ジャンヌダルク」や山岸涼子さんの「レベレーション」等で知られてはいるのだけれど、あくまでもヒロインはジャンヌ・ダルクであって、シャルル7世はオマケ、という印象が。

「三銃士」のルイ13世や「鉄仮面」のルイ14世も似たようなものなんですが、ジャンヌが処刑されてしまったこともあって、残念な王様、というイメージがついてしまっているシャルル7世にスポットを当てた初めての小説だと思います。

ライトノベルっぽい読みやすく優しい文章で、ぜひ宝塚歌劇団で舞台化して欲しいと思いました!

物凄い、掘り出しものの神作…!

神作!!

なんだこれは?!

卓越した描写と素晴らし過ぎる言葉選びの世界観。
すんごい惹き込まれる。

シャルル7世という主人公がとても好ましく、愛らしいとさえ感じてしまったw そしていつしかどっぷりとその世界観にハマっていました。

私はラノベ以外も読むんですが、すごく良いものを読んだ時に恋煩いの様なため息が出てしまうんですがWeb小説で初めてそんな状態を経験しましたよっw
売っててもおかしくないくらい良い。

まず3話で良いから読んで見てほしい。
見たら好きになる。

私には、多くを語る事は出来ない。

  • 投稿者: 夏秋静真   [2019年 03月 20日 21時 15分]
Q.これは、古典文学ですか?
A.いいえ、違います。

Q.これは、純文学ですか?
A.いいえ、違います。

Q.あ、じゃあ、ラノベっすか?
A.いや、違うわ。絶対に。

世界には有名な古典文学は数多くありますが、
「硬すぎて読めない!!!」
という方は多いのではないでしょうか。
そんな貴方に朗報です。
『7番目のシャルル 〜狂った王国にうまれて〜』
を読みましょう。
今ならなんとたったの18万字が無料で読めます!

この機会を逃してはならない。

ジャンヌ・ダルクの時代を、あの王太子を通して描く力作

 救国の乙女ジャンヌ・ダルク!ではなく、彼女が戴冠に導いた冴えないハゲことシャルル七世を主役に据えてこの百年戦争末期を描いている力作です。
 当時の王宮の狂いっぷりや文化・風俗も丹念に描写し、読んでいて映像が浮かぶような素敵な作品です。騎士の鍛錬メニューなど、興味が湧く内容が盛り沢山。
 もう一人の主人公であるジャンの話が、騎士道物語のような軽やかな展開を見せてくれるので、ヘビーな歴史物はちょっとという人にもオススメ出来ます。

とりあえず読んで欲しいです

  • 投稿者: お嬢様   [2019年 01月 10日 12時 56分]
 百年戦争、ジャンヌ・ダルク処刑の報から始まった物語は、かの有名な聖女でなく、シャルル七世の物語です。
 読みやすい、ほとんど俗っぽいといってよい語り口ですが、きちんと調べられているのか、全体的に違和感も齟齬もなく読むことが出来ました。
 幼年期のシャルルの、客観的には不遇と言える環境にも関わらず、宮廷を知らないが故に少年らしい少年として、その生活に満足している様子が伺えます。
 普段見ることの出来ない切り口で百年戦争を楽しくお勉強できる作品なので、百年戦争に興味のある方は読んで欲しいです。
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