イチオシレビュー一覧
▽レビューを書く 昨日完結された作品で、遅ればせながらレビューを。
内容はパーティー追放もの(それどころか、いきなり殺害までされる……)で、そこからの成り上がりに最大のカタルシスがある本作ですが、興味深かったのは追放物に特有のいわゆる「ざまあ」のやり方です。
主人公がいなくなったあと、メンバーがただ無能を晒してパーティー崩壊していく……それだけじゃないんですよね。ネタバレになってしまうので詳細は伏せますが、こういうやり方もあるのか! と非常に面白く残りのメンバー(特に勇者)の動向を追うことができました(笑)。
登場キャラクターも非常に魅力的! 勇者一行から目の仇にされた主人公に味方するのは、必然的に世間からのけ者にされたアウトロー集団になりますが、彼らの個性が抜群にいいんですよね。
特にシンシアの可愛さは身もだえするほど……! 彼女のためだけでもこの作品を読む価値があります! オススメです!
内容はパーティー追放もの(それどころか、いきなり殺害までされる……)で、そこからの成り上がりに最大のカタルシスがある本作ですが、興味深かったのは追放物に特有のいわゆる「ざまあ」のやり方です。
主人公がいなくなったあと、メンバーがただ無能を晒してパーティー崩壊していく……それだけじゃないんですよね。ネタバレになってしまうので詳細は伏せますが、こういうやり方もあるのか! と非常に面白く残りのメンバー(特に勇者)の動向を追うことができました(笑)。
登場キャラクターも非常に魅力的! 勇者一行から目の仇にされた主人公に味方するのは、必然的に世間からのけ者にされたアウトロー集団になりますが、彼らの個性が抜群にいいんですよね。
特にシンシアの可愛さは身もだえするほど……! 彼女のためだけでもこの作品を読む価値があります! オススメです!
主人公である回復術士のポコは、魔王討伐の果てに用済みとして排除される。その悲劇は彼だけに留まらず一族郎党まで。
その怨恨、筆舌に尽くし難く、禁術を用いて復活を果たすこととなる。
その経緯故に、物語の序盤は負の感情が原動力となって動きますが、人としての心が残る主人公のもとにはいつしか彼を慕う者達が集まっていきます。
その光景は時に熱く、時に微笑ましく、時にうらやまけしからんことも……。
そんな個性的で魅力に満ちたキャラクター達の織りなす物語を、是非ご一読ください!
その怨恨、筆舌に尽くし難く、禁術を用いて復活を果たすこととなる。
その経緯故に、物語の序盤は負の感情が原動力となって動きますが、人としての心が残る主人公のもとにはいつしか彼を慕う者達が集まっていきます。
その光景は時に熱く、時に微笑ましく、時にうらやまけしからんことも……。
そんな個性的で魅力に満ちたキャラクター達の織りなす物語を、是非ご一読ください!
主人公『ポコ』は回復術師。
彼は『リブリン族』と呼ばれる少数民族の出身です。
リブリン族はゴブリンとの混血と揶揄される醜い外見のせいで、国中から嫌われています。
ポコは魔王討伐のメンバーに選ばれます。
リブリン族の地位向上のため、彼は嫌々ながらも勇者に同行します。
勇者たちは見事本懐を遂げます。
ですが、用済みとなったポコは殺されてしまいます。
そればかりか、リブリン族そのものも殲滅されてしまいます。
一族の無念を晴らすため、現世を呼び戻されたポコ。
彼は魔王『エルバアル』を名乗り、復讐の戦いをはじめます。
エルバアルは述懐します。
「俺を利用しようとするヤツはたくさんいたが、俺を受け入れてくれる人間などいなかった」と。
ですが、性根の優しい彼を受け入れる仲間は意外と多かったようですね。
余談ですが、あかんヤツと思ってたタロスが途中から頼もしく感じてきて、好きになりました。
彼は『リブリン族』と呼ばれる少数民族の出身です。
リブリン族はゴブリンとの混血と揶揄される醜い外見のせいで、国中から嫌われています。
ポコは魔王討伐のメンバーに選ばれます。
リブリン族の地位向上のため、彼は嫌々ながらも勇者に同行します。
勇者たちは見事本懐を遂げます。
ですが、用済みとなったポコは殺されてしまいます。
そればかりか、リブリン族そのものも殲滅されてしまいます。
一族の無念を晴らすため、現世を呼び戻されたポコ。
彼は魔王『エルバアル』を名乗り、復讐の戦いをはじめます。
エルバアルは述懐します。
「俺を利用しようとするヤツはたくさんいたが、俺を受け入れてくれる人間などいなかった」と。
ですが、性根の優しい彼を受け入れる仲間は意外と多かったようですね。
余談ですが、あかんヤツと思ってたタロスが途中から頼もしく感じてきて、好きになりました。
よくある追放物だと思ったら大間違い!
- 投稿者: 退会済み [2018年 11月 12日 10時 18分]
管理
私がこの作品を読んで一番唸った点。それは主人公の憎悪が決して主人公だけのものでは終わらないという点でした。
よくある追放物を見ると、本来は強いはずなのに嫌われて追放されたけど自分勝手に生きていくという内容が多い中、主人公が追放された理由、そしてその手段として一族の犠牲によるある種の転生。バックグラウンドが連密に組み合わされていてポッと出の登場人物にさえ、その時の行動理念や人生そのものを簡潔かつ丁寧に描写されている。
たった冒頭の数話でさえ引き込まれて続きを読みたくなるそんな作品に思えました。
少し暗い内容の中で、シンシアと主人公のやり取りが柔らかいアクセントになっているのも、あざと過ぎず、でもどこかホッコリするような感じがして大変好感が持てました。
続きがとても気になる作品です。これからも頑張ってください!
よくある追放物を見ると、本来は強いはずなのに嫌われて追放されたけど自分勝手に生きていくという内容が多い中、主人公が追放された理由、そしてその手段として一族の犠牲によるある種の転生。バックグラウンドが連密に組み合わされていてポッと出の登場人物にさえ、その時の行動理念や人生そのものを簡潔かつ丁寧に描写されている。
たった冒頭の数話でさえ引き込まれて続きを読みたくなるそんな作品に思えました。
少し暗い内容の中で、シンシアと主人公のやり取りが柔らかいアクセントになっているのも、あざと過ぎず、でもどこかホッコリするような感じがして大変好感が持てました。
続きがとても気になる作品です。これからも頑張ってください!
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