イチオシレビュー一覧

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読めば読む程、話が進む程にズブズブと沼に『惹』きこまれる、そんな『ほのぼの異世界通訳士ライフ』……では終わらない物語。

異世界に憧れる魔導連合ヴィストニアの少女アニラ・リア・フルルータ。
彼女が夢に描いた異世界は『大転移』を経て現実のものとなる。

≪神秘なき世界にて覇権を握った錬金国家、黎明国ファルデン≫

異なる世界と異なる世界が交わる為に『通訳士』アニラは東奔西走する。


なに、このワクワクする世界観と設定(;´・ω・)
世界ごと転移しちゃったから港が大変(生態系が変わるから)なんて、細かい背景まで追いかけてるのに冗長的じゃなくて、すこぶるテンポがいいからスルスル読めちゃう。

ほのぼの異世界通訳士ライフ……とでも思っているのか? これは、そんな浅い物語じゃない。

読めば読む程、話が進む程にズブズブと沼に『惹』きこまれるかの如く、かなり中毒性の高い作品だ。

異世界と異世界の架け橋

  • 投稿者: 葉月雅也   [2018年 11月 30日 19時 46分]
昨今、なろうで面白いとされている異世界転移。なろうで人気な異世界転移はどれも、現実世界から異世界に転移して巻き起こるのがオーソドックス、テンプレと思われる。
だが、この作品は異世界から異世界へ行く。原因は物語を読んでもらってからのお楽しみ。
主人公は能力、魔法持ちだが元々異世界の人ということもあり、すんなりと受け入れられる。またその能力も外交とタイトルで言っていて想像もしやすい。
各話で話を切るタイミングも適切で次が気になるため、「次へ」ボタンに指が伸びる。
最終回までにどういう世界を旅し、最終回でどういう世界を見せてくれるか、非常に楽しみである。

この世界の主人公が世界と世界の架け橋になるように、私もこの作品とあなた達を繋ぐ架け橋になろう。
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