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幼くして罪深い少女と青年の、二重に甘い小さな戦争

  • 投稿者: 退会済み   [2018年 10月 29日 04時 45分]
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その日、青年は──

罪に身を堕とした少女に、愛する存在を囚われる…

普段は花のように愛らしく大人しい少女を何がそこまでして突き動かすのか。

致命的な慢心で身体的有利さえも無意味にし、立場を逆転させる手腕、少女は何処でそのような事を学んだのか…

歯を噛み締める青年に少女が出した要求は──

"生涯をかけて私に愛を誓う事"

「何をさせられるかと思いきや…所詮はままごとの延長か、どうせ一時的なものだろう」と愛を誓う。

少女は元に戻り、ベランダに飾られているアイビーは綺麗な葉を窓から覗かせる。

青年は、十四年後に何が起こるとも知らずに誓うのだ。

少女は、既に自分しか見ていないというのに…
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