イチオシレビュー一覧

誰もが学校で習う古代日本。
しかし教科書にはっきりとしたことは書かれていない。
邪馬台国や卑弥呼が後の日本とどう関係があるのか。
大陸、魏の国とどのような付き合いをしていたのか。

確かに教科書には邪馬台国も卑弥呼もバッチリ書かれています。が、詳しいことはサッパリ書かれていません。

邪馬台国、畿内説とか九州説とかありますわな。
半島説や四国説まであるとか。

それらの回答がここにある！
一緒に古代の謎に迫ってみませんか？

なろうに「学問」カテゴリーがないのが本当に悔やまれる。
魏志倭人伝とえば、邪馬台国の卑弥呼の記述が出てくることで有名である。
しかし魏の皇帝がなぜ邪馬台国と接触をしようと試みたのか？あえて倭国（他の国の呼称は全てけものへんが使われている）と呼んでいたのはなぜだったのか？邪馬台国があったのは一体どこだったのか？様々なアプローチでその秘密に迫り、ミステリーじみた古代日本と大陸との関係を当時の情勢や地政学を用いて解き明かして行く。
でも邪馬台国って、どう読んでも「ヤマト国」よねぇ……と思う日本人は多いと思うが、皇室の成り立ちにも話は及び、その慧眼には読者も思わず唸り膝を打つこと間違いなし。
時たまなろうには、とんでもない学問探究を行なっている作品──いや、論文が存在する。これもそのひとつなのである。