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浄銀の狼は魔都で何を見るか? 重厚な古代都市探索ファンタジー

かつて栄華を誇っていたであろう廃都、魔都カルコサ。
有象無象の怪物が闊歩するこの都は、名声を求めた冒険者が攻略せんと集う場所となっていた。
主人公 イサはそんな冒険者の一人である。

富、名声、戦い、未知。この都に全てを求めた彼。
貰った狼の面を被り、この謎めいた廃都の内部へと一歩足を進めるのだった――。

この作品を語る上で外せないのが、その重厚な世界観だろう。
謎多き魔都カルコサ、恐るべき異形の者達、そして命知らずの冒険者達――。
本作品に漂う薄暗い雰囲気は非常に魅力的だ。
描写力も非常に高く、この世界に十二分に引き込んでくれる。

重厚なファンタジー小説が読みたい。
この作品はそんな貴方の欲を満たしてくれる事間違い無しだ。

プロの領域。・レビュータイトル8文字以上ってなんでやねん。

  • 投稿者: 雷然   [2018年 11月 22日 22時 52分]
ストーリー、演出、構成、キャラクター、言葉選び。

全部がいい。これだけ書ける人が素人だと僕は思いたくないが、もしそうならば今の出版業界は見る目がない。
僕もなろうで書かせて頂いているが、この作者様の作品に関しては同じ作家目線ではなく、単純に読者目線でこれからも読ませて頂く。

読者として書籍化されている本を読むことも多々あるのですが、本作はなんら遜色なく読者を楽しませてくれる。

もし業界に見る目があるのであれば、青と銀も未来のどこかで書籍化されるはずである。
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