イチオシレビュー一覧

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そしてまた、君に出会う。

  • 投稿者: ひょろ   [2020年 04月 11日 18時 01分]
なんてことはない平凡な日常。
そんな日常は友人の言葉によって少しだけ変化するのであった。

「僕がタイムリープ出来るって言ったら、どうする?」

突然タイムリーパー宣言をされた主人公。
その目的は一目惚れをした相手と付き合うための協力であった。

納得ができないまま主人公はタイムリーパーである友人の恋の手伝いをしていくことになる。
しかし、このタイムリープ騒動には隠された真実があった。


この作品、読んでいくといろいろと疑問とか違和感が出てきます。
ただその疑問は正しいものなので最後まで抱えたまま読んでほしいです。
最初から最後まで伏線が張り巡らされており、作品が一つの物語として完成しています。
読み終わったあと「あぁ、そういうことだったのか......」となること間違いなしです。


ここまで伏線の張り巡らされた作品はなかなかお目にかかれないので是非一度読んでみてください!

タイムリーパーは映画の夢をみるか?

見ます。
ということで、映画を主軸にしたタイムリープものの青春小説。

これはどうなるんだ?
と始まる第一章から、読み進むたびに理解が深まって、真実が分かると「ウワー!」となるはず。

タイトル、サブタイトル、冠されたリープ数、どれも無駄なものなんかありゃしません。
計算されつくして書かれています。

しかししかし、面白いんですよ。
熱血な主人公の江波千晃に、“清楚系美少女”池里真春、そしてタイムリーパーになってしまったという親友、園敦。

キャラが魅力的で、生き生きと動き回って、感情移入までした彼らが紡いでいく物語が、楽しくてたまらない。

10万文字くらいの、文庫一冊分のお話。
一気読みがお薦めです。
この最後を読み終わった時の余韻を是非味わってほしい!

王道を行く名作 すばらしい余韻

  • 投稿者: hageww   [2018年 11月 09日 11時 25分]
丁寧に張り巡らされた伏線が収束していく物語である. とくに最後の余韻が素晴らしい.

王道を行き完遂した得難い作品である.

登場人物すべてが魅力的である. 一度しか登場機会のない主人公の父母までその性格息遣いを感じさせる.

すべてが伏線で, ネタ晴らしになるので子細を書けない作品であるので, ぜひ読んでほしい. あまり長い作品ではないので, 気軽に読み始められると思う.

タイムリーパーたちに愛をこめて
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