イチオシレビュー一覧

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大人向け、色んな意味で不思議な作品※いい子は見てはいけません!

  • 投稿者: 六葉九日   [2020年 05月 03日 10時 11分]
今まで出会った作品で一番レビュー書きたかったものだったので、かなり遅れましたが書かせていただきます。

本作は短編集のようなもの――しかし不思議に繋がっている。

文体は古風を匂わせるが、文章で出てくるヒントで不思議に主人公達の生きる時代を教えてくれる。

文学のような作品であるが、不思議に現代に馴染む内容。

読み始めたら不思議に止まらない。何故ならあなたは結末を予想できないのだから。

文学的な文章で、あやかしが絡む和風ファンタジー。気付いたらこの世界観に魅せられてしまうのだろう。
濃い世界観が好きなら、ぜひ手に取ってみよう。

【大人向けエッセンスを含んだ八つのオムニバスストーリー】サスペンス、SF、純愛、おとぎ話、ファンタジー……アダルト表現を含むビターダークファンタジー【お子様はページをめくらず回れ右をしてください】

  • 投稿者: 美風慶伍   [2019年 01月 06日 14時 08分]
■読む人を選ぶ作品――
■おそらくなろうではR15以下のカテゴリーではギリギリの表現ではないだろうか? 商業作品で言うのなら〝アウターゾーン〟〝笑うセールスマン〟――それらの系統を思い起こさせる〝大人向けダークファンタジー〟と言うにふさわしい短編連作集である
■総じて通じているのはすべての作品に『男女の大人の営み』と『愛と恋』がキーファクターとして織り込まれているという点だ。それを〝大人向け表現〟と切って捨てるのは簡単だ。だが忘れないでほしい、この世には男と女しかおらず、アダムとイブや、イザナギ・イザナミの時代から、数多の神話や伝承などで連綿と織り込まれている物語要素なのだ
■本作は〝八つのエピソード〟から構成されラストエピソードで一つの世界観に結ばれている。一つ一つの切り口もSF・おとぎ話・ホラー・不条理……実に多彩な語り口が用意されている。そして意外な人物が〝裏ヒロイン〟だったりする
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