イチオシレビュー一覧

ある日公爵令嬢のサシャ・フリークは、愚かな貴族令嬢の話を鵜呑みにする（アホ）ハロルダ王子より婚約破棄をされる。
女性というのは、未練がなければ振りかえらないもの。サシャはすぐ国を出た。
その後サシャのいた国では、不運が次々におとずれる。なぜなら女神の加護がなくなったから。
実は女神とはサシャのこと。彼女は女神の生まれ変わりだったのだ。国が女神をいらないというのだから、彼女が加護を解くのは普通のこと。彼女はためらうことなく加護を解いた。

その後、彼女は新しい仲間をみつけ、王子が女神と気づいて彼女を連れ戻そうとするが…………。

サシャのクールであり、かわいさもあるところがいいですね！
彼女が国を出たら個性的なキャラも集まるので、この先気になります。
主人公サシャたちと、現在進行形で滅びつつある国の行く末を見ていきたいです。

ある日、サシャ・フリークは婚約者である王子、ハロルダに婚約を破棄されます。原因はある男爵家の令嬢の真っ赤な嘘でした。

勘当は『私が望んだ事』、これを機に彼女は国の加護を放棄し宛てのない旅を始めます……加護を放棄された民や『当時の』関係者は次々と不幸に見舞われる事に。

存亡に関わるかもしれない、王子を含め国は総力を挙げて探し始めます。
一方のサシャは途中ルイスと出会い、一緒に旅をすることに。

タイトルだけ見るとざまぁ！系だと思われますが、実際の所は寄りなだけでその一件をきっかけとした（サシャが中心の）群集劇の方が近いですね。
縁、奇遇、醜さ、後悔……伏線と必要な所はちゃんと書かれてて、現役高校生とは思えないほど安定して読みやすいです。

個人的に人間臭い後悔と狂い方をしてしまうライナのエピソード26『大きな思い違い』が一番気に入ってます。

主人公サシャ・フリークは公爵令嬢で、この国の守り神サレーシャ。ハロルド王子はライト令嬢の流した悪評を鵜呑みにして、サシャとの婚約を破棄してしまいます。

サシャは勘当してくれと父親に申し出て、王国にかけていた加護を解除して旅に出る。

辺境の森でルイスと出会い、コレット共和国の都市で冒険者ギルドへ……

魅力的なキャラと丁寧な物語構成で、悪役令嬢物を読む機会がなかった僕も非常に楽しく読み進められました。サシャは強力な女神だけあって魔法を使えて強いですし、エルフの少女ミーナちゃんは可愛いです。

旅を楽しんでいるサシャ視点と、サシャが居なくなったため国に次から次へ起こる不幸を抱えるハロルド王子視点が絶妙なバランスで読むことを後押しさせられます。

どなたにもお勧めできる異世界恋愛ファンタジーです！

公爵令嬢が王子様から婚約破棄される。
そこから始まる物語はチョコチョコと目にしますね。

しかし、この物語の公爵令嬢は異世界転生では無く、
この世界の女神様です。
他の作品とは、そこからして違うのです。


そして、個人的にこの作品の一番の面白みは、
主人公サシャと、彼女に見捨てられた人々との
温度差だと感じています。

人々の守護を放棄した元女神様のサシャは、
国への加護を打ち切ってノンビリと旅をします。

それに対して、残された人々は様々な厄災を受け、
生存を掛けて必死にサシャの行方を捜します。

サシャ視点と残された国民（主に王子）視点が
交互に繰り返される事で、互いの感覚の違いが浮き立ち、
作品に良い味を出しています。


短絡的な行動でやらかしてしまった人達の、
「ざまぁ！」展開が好きな人は是非楽しんで下さい♪

主人公のサシャ・フリークは公爵令嬢。

ある日、サシャは婚約者のハロルダ王子に婚約破棄されます。
きっかけは、王子に横恋慕した男爵令嬢が流した悪評。
愚かにも、ハロルダ王子は悪い噂を信じてしまったのです。
しかも、サシャは実家の公爵家からも追い出されてしまいます（いや、実は……）。

ですが、本当に不幸になったのはサシャではありません。

実は、彼女は女神サレーシャの生まれ変わり。
守り神サシャがいなくなったあと、王国は大混乱に陥ります。
逆に、自由を手に入れたサシャは冒険の旅に出ます。

サシャを連れ戻そうとするハロルダ王子。
ハンサムだけどちょっとトボけたところがある、ワケあり男のルイス。
みなし子のエルフの少女ミーナ。

魅力的なキャラクターが次々登場する悪役令嬢の物語をぜひともご一読ください。

そして、現役高校生の作者様、部活も頑張れ！（笑）

はい、色々と異彩を放つ物語ですね～

最大の特徴は追放された ”悪役令嬢は女神様”！？
という点に籠められています。

敢えて言わせてもらえば、聖書の ”追放されたイエス、実はSUGEE！天変地異のざまぁを見よッ！！” に通じるものがあるかもしれません(笑)

ただ、この手の物語で好まれる展開や舞台設定などが散りばめらており、今後の伸びが期待できそうな作品なので、冒頭の段階ではありますがレビューを送らせて貰います。

物語の始まりこそ、応援が必要だと思いますから。