イチオシレビュー一覧
▽レビューを書く友達や知人なんて、自分を利用しているだけ。誰も自分のことを愛してなんかくれない。そんな寂しい気持ちを抱えている大人にこそ読んでほしい、現代版「青い鳥」。ノックの音が聞こえたら、どうか扉を開けてみて。
- 投稿者: 石河 翠@「運命の番を嫌う訳あり娘は拒めない」配信中 [2019年 03月 29日 09時 29分 (改)]
誰かに認められたいと思うのは、誰だって当然の感情でしょう。まだ小さな子どもから、言葉が覚束なくなった老人まで、自分語りをやめられません。「誰も自分の話を聞いてくれない」、そうこぼす人は多いですが、自分自身は相手の話にどれだけ耳を傾けていることでしょう。
この物語の主人公は、窓職人のエルム。彼が作る窓には、不思議な力があります。何とここではないどこかの世界の景色を見ることができるのです。多くの人に窓を求められていたエルムでしたが、ある時みんなにとって大切なのは「窓」であって、エルム自身ではないのだと思い詰めてしまい……。
遠くのものにばかり目を向けていると、身近にある大事なものに気がつかないことがあります。時には足元の石にけつまずいて、ひっくり返ってしまうかもしれません。
幸せというものは案外近くにあるもの。青い鳥は窓の向こうではなく、昔から側にいたのだと思い出させてくれる物語です。
この物語の主人公は、窓職人のエルム。彼が作る窓には、不思議な力があります。何とここではないどこかの世界の景色を見ることができるのです。多くの人に窓を求められていたエルムでしたが、ある時みんなにとって大切なのは「窓」であって、エルム自身ではないのだと思い詰めてしまい……。
遠くのものにばかり目を向けていると、身近にある大事なものに気がつかないことがあります。時には足元の石にけつまずいて、ひっくり返ってしまうかもしれません。
幸せというものは案外近くにあるもの。青い鳥は窓の向こうではなく、昔から側にいたのだと思い出させてくれる物語です。
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