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「子供に向き合う者」の誠意

  • 投稿者: LE-389   [2018年 12月 28日 15時 53分]
この作品を読む前に、思い出してみてほしいことがある。

子供の頃、親に「何かをしてくれる」約束をしてもらったことを。
「こうしてほしい」と期待したことを。

その約束や期待がどうなったかに関わらず、その時「自分がどう思ったか」を思い出してからこの作品を読んでみてほしい。

この作品の登場人物、茉莉菜は高校生。
子供とは言えない年齢ではあるが、かといって大人とも言い切れない。

そんな彼女に、目線を合わせることができるはず。

聖なる夜に先駆けて・・・奇跡が訪れる。

  • 投稿者: 退会済み   [2018年 12月 23日 21時 26分]
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12月末。世間では連休だというのに、そのひとはプレゼントを届けていた。

茉莉菜。年上の男性に恋した乙女。彼女の純情はあの日、「冬」を迎えた。そして、暗がりの公園に腰を下ろしている。

何も関連性のないふたり。でも、彼の勇気がふたりを結びつける。そう、それはただ「結びつける」だけ。その先は・・・

◇◇◇

聖なる夜を迎えようとしている。12月末。おそらくこの機会に書き上げられた作品なのだろう。が、このドラマはまるで何年も練り上げられたように感じられる。じつに奥深い作品なのだ。

登場人物はふたり(お母さんなどは除く)。茉莉菜の語りが胸を痛め、その感情が共感を呼ぶことだろう。

「世知辛いなぁ……」

その台詞がまさにピッタリだけど・・・まあ、とにかく読んでみるといい。オトナなクリスマスをあなたに。ハッピーホリデー♪
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