イチオシレビュー一覧

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もしも、怨みがあるのなら..花を携え御来店下さい

  • 投稿者: 小鳥遊   [2019年 01月 09日 00時 48分 ()]
今回、初めてレビューを書かせていただきます。読みづらい所があるでしょうがご了承下さい。
さて、この『夕闇カフェの陰陽師  紅茶とケーキに祟りを添えて』ど私が好きなのは、「いい意味で暗い作品」だというところです。陰陽師がテーマの作品において、よくある勧善懲悪の物語のテンプレートに沿ったものとは一味違う。ネタバレになってしまうので詳しくは書けませんが、現代を舞台に、タイトルにある「祟り」をキーワードとして物語は展開していきます。しかし、その結末が必ずしも、幸せなものであるとは限りません。
「人を呪わば穴二つ」とは違いますが、人を憎み、傷つけても、その人が救われるとは限りません。根本的な問題の解決には至らないわけですから...
それでも...憎まずにはいられない。そんな人々の心が「祟り」を生む。
現代を舞台に展開される物語をあなたも一度読んでみてはどうですか?
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