イチオシレビュー一覧

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人造人間たちの生き様に括目せよ

 政変を契機に加速度的に普及した人造人間。彼らを中心とした警察組織「Player」は宇宙連邦国家ヴェルヘルムにおける対テロ組織として貢献していた。
 組織の一員たる人造人間、ブレイドもまた、任務に貢献。テロ行為の抑止を行っていた。そんな彼らに所長からテロ組織のアジトの攻略を命じられる。
 ブレイドは仲間たちと共に前線を駆ける。
 倒れ伏す仲間。庇い、言葉を遺して逝く仲間。
 数多の別れを経て、ブレイドが出会ったのは、一人の少女――このとき、誰も知らなかった。
 これまでの戦いはただの序章で、これからが始まりだということを。

 緻密に書き込まれた世界観。SFの広大なワールド。そこに生き、人造人間ならではの抱える想い。別れ、寂しさ、使命、役割、そして――機能。
 それらを胸に宿して戦う彼らの生き様が咆吼となって、宇宙の彼方に木霊する。
 彼らが賭けた命の生き様を、とくと見よ。

壮大かつ緻密に組まれた、近未来SF

  • 投稿者: ユエ   [2019年 03月 03日 22時 08分]
本作は、人造人間が社会に大きく導入されるようになった近未来を舞台に、幕を開ける。

宇宙連邦国家と地球連邦国の間で勃発した戦争の中、特殊部隊に所属する一体の人造人間を主人公として、物語は展開していく。

その話のスケールは壮大でありながら、描かれる世界観は細かいところまで良く練られている。ひと言で言って面白い。この世界観に魅せられて、どツボに嵌ってしまう読み手は、きっと多いのではないだろうか。

文章力の高い描写もさることながら、ストーリーも先の展開が気になるところ。伏線と思わしき要素がちりばめられ、読み手を先へ先へと引っ張っていく。

戦争という有事に際して、過酷な任務に身を投じる主人公。その心は果たして何を想うのか。

是非ご一読を!

感想では書き難かったので

  • 投稿者: 退会済み   [2019年 02月 22日 00時 53分]
管理
タイトルの通り、感想では少し書き難かったのでこちらに書かせて頂きました。4章目?まで読みました。正直に言うと、私は文法的な事に対して詳しくないです(苦笑)。でも、初めて読んだ私でも詰まる所無く読めました。ストーリーについては、所々に伏線かな?と思う物が散りばめられているようで、これから先の展開期待したいです。人造人間としての立場、考えがどのように活かされていくのか。そしてプロローグにどうやって繋がっていくのか、楽しみに待ってます!
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