イチオシレビュー一覧

ある意味悲劇の人
その岡田以蔵を主人公に、人斬りが出来ない設定
昔から彼が救われる事はないのか？
と思っていたので嬉しい作品です

異世界転移モノなのに目新しく、大変読みやすい文章と先が気になる内容
もっと書いてほしいと切実に思います
坂本龍馬が脇役で味を出してますが、勝海舟の描写も捨てがたいｗ
幕末の話と絡めて、異世界を楽しむ主人公が見たい！
ああ、早く続きが読みたいなあ

主人公（ヒーロー）はやっぱり格好いいのがいい！
この物語の主人公は粋で優しくバカで強い。
主人公が主人公たる所以をわかりやすく満たした、愛すべきキャラクターです。
物語は幕末の志士が見知らぬ世界へ転移してしまう異世界もの。
人切包丁を料理包丁に持ち替えた岡田以蔵が、その腕を自分の食欲と人々のためにふるうという痛快なストーリー。
しっかりとした知識に裏打ちされた軽妙な語り口で、読者はすぐに物語の世界に引き込まれてしまうでしょう。
読んでいて感じる文章のリズムも心地よく、作者による単語選びのセンスが光ります。
以蔵の作る牡丹鍋を思いながら、今宵は私も肉を食べよう、そんな気持ちなってしまう小説です。

～普通の異世界物に飽きた！物に転生、魔物に転生、前世の知識でチート？え～呼んだ！そんな貴方の気持ちもたたっ切る(但し食材だけ)！！！～

思い込みが激しい(と、私は感じた)侍、岡田以蔵が異世界で何でもかんでもたたっ切る！(但し食材(岡田以蔵がそう思った)に限る！)

一言で言うなら、爽快！

コメディとメシテロ風侍異世界放浪記、ここに！
お腹を空かせた侍、いざ、参る！

あの岡田以蔵が異世界転生して料理人になる作品です。

流暢な土佐弁、様々な史実のエピソードを交えて語られる以蔵の人物像からはさながら幕末の以蔵がそこにいるかのような臨場感が演出されます。

以蔵という人物だからこそ成り立つ異世界でのアンジャッシュ劇も見所です。一度この作品を手に取れば、読み進める手が止まらなくなる事でしょう。

料理に発揮される古き良き田舎らしさも見逃せません。

日本史、グルメ、コメディが好きな貴方にオススメ！読めばきっと岡田以蔵という人物の新たな魅力に気づくでしょう！