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忙しない日々の休息に冒険を

優しい穏やかな気持ちになる物語です。

神々が住まう山に捨てられた赤子、ウィルが、四人の神々に愛をそそがれ、ゆっくりと大きくなっていきます。

剣術、治癒、魔術。

教えたこと以上のことを学び、秀でた才能を見せるウィルに、神々は驚き、どんどんウィルを愛おしく想うようになります。
その様は、読んでいるこちらも、ほんわかとした気持ちになります。

また、ウィルが素直で賢く、とてもいい子なんです。

ジャンルは児童文学でしょうか。
ウィルや神様、森の動物たちを眺めているだけで癒されます。

そんな穏やかな序盤ですが、盲目の巫女が神の山に訪れたことで、ウィルは勇者としての道を歩むことになります。

彼は人間の世界を見て、どのように感じ、どう成長していくのか。

物語はまだまだ序盤です。

忙しない日常の一時の休息に、ウィルの冒険をいっしょに見守ってみませんか?
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