イチオシレビュー一覧
▽レビューを書く人間2人に対して1本の傘
ポツポツ、ザァザァ、シトシト
広げた傘が落ちてくる雨を弾く
けれど、全ては防ぎきれなくて
体をしっかり寄せ合っても濡れる肩
頭痛薬『バ●ァリン』の半分が優しさで出来ているのは有名な話。
では、『相合傘』をして雨に濡れた部分の大きさは何を意味するか?
答えはこの作品の1行目に書いてあります。
ですが、最後まで読んでもたった200字の作品です。
大事にしたい気持ちがきっと見つかりますように。
ポツポツ、ザァザァ、シトシト
広げた傘が落ちてくる雨を弾く
けれど、全ては防ぎきれなくて
体をしっかり寄せ合っても濡れる肩
頭痛薬『バ●ァリン』の半分が優しさで出来ているのは有名な話。
では、『相合傘』をして雨に濡れた部分の大きさは何を意味するか?
答えはこの作品の1行目に書いてあります。
ですが、最後まで読んでもたった200字の作品です。
大事にしたい気持ちがきっと見つかりますように。
この10秒の小説で、10分は考えさせられる。
- 投稿者: 退会済み [2019年 04月 26日 18時 40分]
管理
【200字】相合傘は、相合傘して帰ってラブラブ〜のような話ではありません。もちろん相合傘はしているのですが、恋愛要素というよりかは、哲学的に考えさせられる小説なのです。200字なため、これ以上言ってしまうと見るときの楽しみが半減してしまいます。だから、あえて言わないでおくことにします。旦那さんとラブラブキャッキャな奥さんも、新しくできた彼氏さんと仲良くやっているそこのあなたも、これを機に恋愛について考えてみてはどうでしょうか?
二人は思い出の雨粒に心を濡らし、肩を冷やし、靴を泥に染める。
雨が上がり、泥は土へと返り肩は乾くも心は濡れたまま染みとなり奥底へと沈み渡る。
時には歩いた道を振り返り、二人の足跡を懐かしむ時間があっても良いだろう。これから歩む長い道に比べたら、今この時の200文字は一瞬のこと。
貴方の隣りにいる大切な人が濡れてしまわぬ様に、傘に込めた想いやりを忘れずに―――
雨が上がり、泥は土へと返り肩は乾くも心は濡れたまま染みとなり奥底へと沈み渡る。
時には歩いた道を振り返り、二人の足跡を懐かしむ時間があっても良いだろう。これから歩む長い道に比べたら、今この時の200文字は一瞬のこと。
貴方の隣りにいる大切な人が濡れてしまわぬ様に、傘に込めた想いやりを忘れずに―――
相合傘の下側では。
- 投稿者: 退会済み [2019年 04月 25日 14時 15分]
管理
この200文字に恋愛のあり方が凝縮されている。
二人が一緒になるということは、二人で持っていた傘を一本にするということだ。一つの傘に二人は入れない。必ず濡れる部分がでてしまう。
この濡れる場所が思いやりの量である。
そこからどうするかが、二人の分かれ道であろう。
濡れる場所を均一にするか、それともどちらかに押しつけるか。
もしくは傘など捨ててしまうか。
答えはない。
それは二人で話し合うことだから。
二人が一緒になるということは、二人で持っていた傘を一本にするということだ。一つの傘に二人は入れない。必ず濡れる部分がでてしまう。
この濡れる場所が思いやりの量である。
そこからどうするかが、二人の分かれ道であろう。
濡れる場所を均一にするか、それともどちらかに押しつけるか。
もしくは傘など捨ててしまうか。
答えはない。
それは二人で話し合うことだから。
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