イチオシレビュー一覧

不思議と絶妙でしたが、読後はスッキリ!とはいかないなぁと。変なところが現実的でした。

  • 投稿者: 美矢   [2019年 05月 25日 13時 50分]
政略結婚の婚約者同士で、お互い向き合ってきたはずなのに、幼馴染令嬢の存在で、無下にされ始める主人公の侯爵令嬢。
お互いに信頼を育ててきたと思えてた相手だったからこそ、なかなかルシアンの裏切りを信じられず、彼に愛されるようになりたいと奇跡の種に願った結果が、ケモ耳(笑)

途中まで裏を知らずに読んでると、侯爵令嬢の恋愛脳にちょっとイラッとしつつ、うーむ、物語はありがちに元鞘に戻ってよハピエンかしら??、、、と読み進める。
でも、新たなヒーローも出て来て、聖獣さまの加護と言うヒロイン特典もあって、めでたし!と思ってましたが、、、

ルシアンサイドを読むと、、、
悲しくなりました。彼の振舞いの選択は仕方なかったのだろうと、、、
母親の行動のツケが子供に回ってきた典型ですね。。。
真実を知った上で、ルシアンのお兄様が家族として繋がりを持ってくれてるところに、少しだけ救われました。ルシアン仄暗い。

ケモ耳が生えちゃった貴族令嬢のお話

婚約者とは心が通じ合う仲だと思っていたヒロイン。

ところが婚約者の幼なじみという令嬢の出現で、急速に関係が悪化。

大切な夜会のエスコートも、ヒロインではなく幼なじみを優先する始末。

そんなヒロインを見かねた王妃様がくれた『奇跡の種』。

幼なじみにうつつを抜かす薄情な婚約者なのに、優しいヒロインは「彼に愛されるわたしになりたい」と奇跡の種に願いをかける。

そして、ヒロインの身体に起きたまさかの変化……。

って、えー! ケモ耳?!

モフモフな大きな白い尻尾と大きなたれ耳。ちなみに人間の耳もついていて、一見コスプレ風。でも本物。
男女問わず、ついついモフモフしてしまいたくなる怪しい魅力……。

あ、でも触らないであげて! そこ敏感なんです!

ケモ耳は永久に不滅なのか? ヒロインは幸せになれるのか?

かわいいのにクスリと笑えるこの物語を、是非皆さんも読んでみてください。
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